食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05460530149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、データ収集及びモデリングに関するテクニカルレポートを公表 |
| 資料日付 | 2020年9月17日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は9月17日、データ収集及びモデリングに関するアドバイザリーフォーラム(訳注:EFSA長官を議長とするEU加盟国等の食品安全機関の代表らによる会議)のタスクフォースによるテクニカルレポート(2020年9月3日承認、63ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2020.EN-1901)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAのアドバイザリーフォーラムは2018年、フォーラムのメンバー又はその代表者から構成され、EFSAが調整するデータ関連の課題に関するタスクフォースを設置した。データ収集とデータモデリングに関するタスクフォースの主な目的は、データ提供者とEFSAとの間のデータ共有に使用されるデータ収集と報告のプロセス、データモデルとITインフラを戦略的な観点からレビューすること、及び戦略的レベルで提言を作成することである。本報告書とタスクフォースの提言は、2018年9月から2020年3月までの14回の会議での議論の結果である。 フードチェーンを一貫した共通かつ単一の「欧州食品安全データモデル」の必要性が認識されている。いくつかの領域においてできるだけ多くのモデルを標準化することは有効な目的である。更に、定義され文書化された相互運用性は、分析を容易にするためのデータモデルの接続を可能にする。要件を収束させる可能性を探ることにより、重複報告、データのフォーマット化及び収集の労力を削減するという観点において便益をもたらし、同時に、データ分析の効率化及び革新を促進する相互運用性の便益をもたらす可能性がある。データ管理者のネットワークを通じたデータガバナンスが、効果的なデータ分析を可能にするための継続的な連携を確保する上で重要な役割を担う。 詳細かつ複雑なデータの必要性と職員の時間の有効活用のバランスは、モバイルのデジタルツールの共同開発、展開、保守を通じて対処できる可能性がある。ペーパーレスの研究所、及び地域・国・国際間の専門用語を現在接続している複雑なマッピングアルゴリズムの削減と同様に、既存及び追加される可能性のある専門用語及びオントロジー(ontology)との多言語接続もまた相互運用性を向上させる鍵となるであろう。 完全な標準化は不可能であるが、標準化だけで膨大かつ増大する報告と分析のニーズが引き起こす様々な問題を解決することはできない。したがって、リレーショナルデータベース(データレーク(data lake)、データエコシステム等)以外の中長期的な解決策の適用可能性について、並行して議論することが必要である。「欧州の将来の食品安全データエコシステム」の設計及びEUのパラダイムのデータ収集からデータ接続への転換に関する議論も開始すべきである。また、データ収集のための新たな解決策を模索する必要がある。 EU全体の食品安全の専門家のための共通のデータ収集モデルに向けた動きは、ブロックチェーン技術、光学式文字認識(OCR)、バーコード読み取り、及びこの目的のための様々な人工知能(AI)の方法論などの利用法の開発と同様に、共通の専門用語や既知のデータ形式を相互作用させ分析する能力の必要性もサポートする。 欧州委員会の公的統制のための情報管理システム(IMSOC)は、EUの食品安全デジタルエコシステムの重要な要素として認識されており、IMSOCに関するデータフローとモデルについて、EFSA、欧州委員会、加盟国の間で議論が必要である。 リスク評価のためのデータを年間サイクルで照合調査することは、現代のデータアクセス及びデータ分析のトレンドと合っていないと思われる。したがって、現在のプロセスを再設計することにより、プロセス推進型戦略としてリアルタイムのデータアプローチを適用する可能性を探ることは長期的な利益をもたらすことができる。 データ構築に関して、新しいパラダイムが必要とされている。(複雑さ及び記述を伴う)より多くのデータが利用できるようになってきており、集約型ブローカーパターン(訳注1)は既に持続不可能になりつつあり、科学的意見書の作成を遅らせている。現在のように、データ提供者に、調和化された報告書に必要なメンテナンスを維持するよう求めることは、もはや実現可能ではない。したがって、データ収集からデータ接続へ焦点のシフトを検討することは時宜を得ている。 データに関するより多くの専門知識が、欧州の食品安全機関全体で必要とされている。欧州食品リスク評価フェローシッププログラム(EU-FORA)、能力構築の取組み、EUデータソン(訳注2)及びその他の定期的・臨時の研修の機会を含め、データ関連の教育活動を支援・奨励することにより、データリテラシーのクリティカルマスの達成を目指すべきである。 (訳注1) ブローカーパターン(broker pattern): 分散ソフトウェアシステムを構築するためのアーキテクチャパターン。相互依存性のないコンポーネント群が、リモートサービスを起動することによる相互作用するという構造をもつ。 (訳注2) データソン(datathon): 蓄積されたビッグデータの活用術をチームで競うこと。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | - |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1901 |
利用上の注意事項
本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。1 情報の収集・要約・翻訳について
(1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。(2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
(3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
(4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
(5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。
2 掲載情報と食品安全委員会の立場について
(1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。(2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
(3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
(4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。
3 利用者の責務
(1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。(2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
(3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。
