食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05431030149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、健康リスク評価における食品中の栄養的要因と毒性学的要因の用量応答反応の関係性(新たな生物統計学手法の開発及び適用)に関する外部機関からの科学的報告書を公表
資料日付 2020年7月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州州食品安全機関(EFSA)は7月22日、健康リスク評価における食品中の栄養的要因と毒性学的要因の用量応答反応の関係性(新たな生物統計学手法の開発及び適用)に関する外部機関からの科学的報告書(2020年7月7日承認、57ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2020.EN-1899)を公表した。概要は以下のとおり。
 食品安全の分野及び他の分野においても、研究者及びリスク評価者が全体的な疫学的エビデンスを考察して科学的評価を実施するための包括的、効果的なツールを提供するために、柔軟な用量応答反応のメタ分析の実現が追及されてきた。この根底にある要因は、実験的及び非実験的な(non-experimental)疫学的試験がますます利用可能になり、ヒトの試験から利用可能な全てのエビデンスを要約することが困難なためである。さらに、包括的な用量応答のメタ分析は、疫学的試験及びそれらの試験に見られる不一致を解釈する際に非常に重要となる、観察結果における異質性の起源を特定し、年齢、性別及び他の特性(妊婦又は授乳中の女性、高血圧者等)に従って、特定の下位集団を適切に対象にすることを可能にする。最後に、最も重要なことであるが、柔軟で包括的な用量応答モデルを使用することによってのみ、ばく露量と健康アウトカムとの非線形(L、U、J字型等)の関係性を確実に検知、形成し、食品、特に食品成分が及ぼす有益及び有害な影響を特徴づける可能性があるばく露量の厳密な閾値を決定することを可能にする。
 報告者らは、1段階用量応答モデリング(one-stage dose-response modelling)に対して最近開発された手法を適用し、カドミウムばく露と乳がんのリスクとの関係性(非実験的なコホート試験)、及びカリウムばく露と血圧との関係性(実験によるコホート試験(治験))の2件のケーススタディにおいて、これらの問題を取り扱った。この新たに利用可能になった統計手法は、多変量ランダム効果メタ分析において試験特異的推定値と制限付き最尤法を組み合わせ、一般化された最小二乗回帰に適合させた制限付き3次スプラインモデルに基づく。最も重要なことは、これらの手法が用量応答モデリングにおいて、2治療群のみに基づく治験のような、3カテゴリー未満のばく露推定値に基づく試験の使用を可能にしたということである。
 報告者らの試験結果は、、前述の2件の関係性において、柔軟なモデル化を実証した。最も信頼できるバイオマーカー(尿中のカドミウム排泄量)を介して評価されたカドミウムへのばく露は、コホート試験においてはいかなるばく露量においても乳がんのリスクと関連してないと推測されるが、複数の選択された下位集団は例外となる可能性がある結果を提示した。カリウムの食事摂取量は、ばく露量全域に渡り影響の推定値において統計学的正確性が大きく異なるものの(高血圧の状態を階層化した後は差異が顕著となった)、収縮期及び拡張期の両期において、血圧とU字型の関連が認められた。
 結論として、1段階用量応答メタ分析法の利用は、食事の要因と健康のエンドポイントとの関連性を包括的にモデル化する柔軟で最も有用な手法をもたらし、大規模疫学的エビデンスを要約し、かつ、リスク評価のプロセスを実行するための有用なツールを提供する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1899

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