食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05420700149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新興リスクの決定及び指標(DEMETER)に関する最終報告を公表
資料日付 2020年7月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月6日、新興リスクの決定及び指標(DEMETER:Determination and Metrics of Emerging Risks)に関する最終報告(2020年6月24日承認、66ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2020.EN-1889)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAがデータ及び方法論と関連してリスク評価における将来のニーズを予測する場合、フードチェーンにおける新興リスクの特定は必須である。DEMETERプロジェクトにおいて提案された目的及び調査は、EFSA及び欧州連合(EU)加盟国がデジタルプラットフォームを介して迅速、効果的に新興リスクの特定に関するデータ、知識及び手法を共有できるように共同体の資源を提供することにより、新興の課題及びリスクの特定に関する現在(及び将来)のEFSAの手順を支援するために特別に設計された。
 この目的のため、「新興リスクの知識交換プラットフォーム(ERKEP:Emerging Risk Knowledge Exchange Platform)」が技術的なソリューションのプロトタイプとして開発された。ERKEPのデザインはエンドユーザーのニーズ及び既存の知識共有ソリューションの分析に関する協議に基づいている。
 ERKEPは次の3つの主要な要素から構成される。(1)エンドユーザーのERKEPへの入り口(entry point)及びグラフィックユーザーインターフェース(GUI)を提供するコンテント管理システム(CMS)、(2)KNIMEサーバーのインフラに基づき、データ分析ワークフロー(DAW)を共有し実行するウェブ上のデータ分析プラットフォーム(DAP)、(3)第3者のサービスプロバイダーがホストとなる外部のウェブ上のサービス。
 異なるDAWが開発され、ERKEPに追加された。それらは、(1)自動データ検索に基づく牛乳のサプライチェーンに関する新興リスクの特定システム、(2)NewsRadar(※訳注) 、(3)テキストマイニング及びネットワーク分析に基づくニュースにおけるトレンディングトピック、(4)特許のネットワーク分析、である。社会科学の情報及びデータを新興リスクの特定の枠組みに統合するための方法論が特定された。 
 専門家からの(知識の)引き出し、市民科学及び行動科学の領域において文献の体系的なレビューが実施され、市民科学からのデータをEKREPに統合するための枠組みが提案された。最後にDEMETERプロジェクトが終了した後の使用を可能にするために、プロジェクトの成果の持続可能性及び維持管理が整理された。
(※訳注)ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)のKnimeサーバー経由で登録ユーザーに提供されるウェブサービス)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1889
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