食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05420590149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「EU及びスイスにおける遺伝子組換え生物のリスク評価(RAGES)」プロジェクトの結果を考察した技術的意見書を公表
資料日付 2020年7月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月6日、「EU及びスイスにおける遺伝子組換え生物のリスク評価(RAGES)」プロジェクトの結果を考察した技術的意見書を公開した(6月26日承認、PDF版32ページ、doi: 10.2903/sp.efsa.2020.EN-1890)。概要は以下のとおり。
 「EU及びスイスにおける遺伝子組換え生物のリスク評価(RAGES)」プロジェクト(2016-2019)では、欧州食品安全機関(EFSA)及びスイスの食品安全監督機関が実施した遺伝子組換え植物(GMP)のリスク評価が検証された。RAGESは、欧州におけるGMPリスク評価の複数の領域において、不十分な点があると主張している。特に重要とされているのは、(1)除草剤耐性GMPが動物衛生及びヒトの健康にもたらすリスク、(2)殺虫性タンパク質を産生するGMPのリスク評価アプローチ、(3)栄養学的に変更されたGMPのリスク評価、(4)異なる特性を統合したGMPの評価、(5)環境において生存可能及び自発的に繁殖可能なGMPの環境リスク評価、及び、(6)新たな遺伝子工学技術を適用して作出された遺伝子組換え生物(GMO)の領域である。
 欧州委員会の要請を受けEFSAは、RAGESにより提起された主要な科学的議論を検討し、RAGESが公開した報告書にGMPに関する既存の科学的意見書の結果をGMOパネルが再考するよう導く要素が存在するかどうかを評価した。
 EFSAは、実施しているリスク評価アプローチ及びデータ要件は現在のGMPリスク評価に適切かつ十分であること、及び、該当するEU法及び国際的に合意された基準と合致していることを確認する。さらに、EFSAはGMPリスク評価において20年以上の経験を蓄積し、GMO領域の科学的及び技術的進展を追跡し、関連する全エビデンスの継続的な科学的レビューを実施している。
 統括して、EFSAはRAGESの最終報告書には、GMPに関する既存の科学的意見書の結果をGMOパネルが再考するよう導く要素は存在しないと結論する。したがってEFSAは、GMOパネルによる既存のリスク評価の結論は引き続き有効であると考える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1890
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