食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05420500343
タイトル フランス国立農業食品環境研究所(INRAE)、穀物をベースにした食品に含まれる炎症性腸疾患の新たなリスク要因に関して情報提供
資料日付 2020年7月6日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  フランス国立農業食品環境研究所(INRAE)は7月6日、穀物をベースにした食品に含まれる炎症性腸疾患の新たなリスク要因に関して情報提供した。
 ここ数十年で慢性炎症性腸疾患の患者数は、先進国と発展途上国、どちらにおいても増加している。この疾患は、食品の汚染物質へのばく露を含む複数の要因で引き起こされる可能性がある。INRAEとPUPAN工科大学の研究チームは、穀物及び穀物をベースにした食品に最も頻繁に含まれるマイコトキシンであるデオキシニバレノールへの低用量のばく露によって、慢性炎症性腸疾患のリスクが増加し、その症状が悪化することを明らかにした。
 この研究では、ラットにおける炎症性腸炎の発症に対する食品中のデオキシニバレノールへのばく露による影響に関して研究を実施した。
 急性毒性が起こらない低用量のデオキシニバレノールを含む食品を4週間ラットに摂取させた。4週間目に大腸炎の誘導が起こった。デオキシニバレノールを含まないコントロール群と比較して、デオキシニバレノールにばく露し炎症性腸疾患を発症したラットではより速くより重篤な症状が発症したことを確認した。大腸炎のあるラットにおいて、デオキシニバレノールへのばく露によって、特に体重減少率の増加、腸壁のより重度の炎症、微生物叢内の腸内細菌の大幅な増加が引き起こされた。
 この結果によって、穀類及び穀類をベースにした食品の汚染物質であるデオキシニバレノールは炎症性腸疾患の発症のリスク要因であることが明らかになった。慢性炎症性腸疾患の患者に食事に関するアドバイスをするために、ヒトにおける評価のための研究が必要である。
 当該論文の要旨は下記URLから入手可能。
https://link.springer.com/article/10.1007/s00204-020-02817-z
(訳注)
発表論文には、以下の記載がある。
『炎症性腸疾患におけるデオキシニバレノール経口ばく露の役割を解明するため、デオキシニバレノール汚染餌或いはコントロール餌を4週間給餌したラットに、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発性大腸炎モデルを適用した。大腸炎は、飲料水中のDSS濃度を増加させることにより(0~5%)、4週間目に誘発された。デオキシニバレノールは体重減少を悪化させ、DSSで処理されたラットにおいて発症を加速させた。』 
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) -
URL https://www.inrae.fr/actualites/contamination-aliments-base-cereales-nouveau-facteur-risque-maladies-inflammatoires-lintestin

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