食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05420480301
タイトル 論文紹介:「2017年にフランス及びセルビアで報告されたトリヒナ(旋毛虫)症集団発生の共通の感染源」
資料日付 2020年6月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (2020
, 25(24):pii=1900527)に掲載された論文「2017年にフランス及びセルビアで報告されたトリヒナ(旋毛虫)症集団発生の共通の感染源(A common source for a trichinellosis outbreak reported in France and Serbia in 2017)、著者R Barruet(Department of Internal Medicine
, Hopital Andre Gregoire
, フランス)、H Yera(Reference Laboratory for Human Trichinellosis
, Hopital Cochin
, Hopitaux Universitaires Paris centre
, APHP
, Faculty of Medicine
, Universite Paris Descartes
, フランス)ら」の概要は以下のとおり。
 トリヒナ症は、欧州連合(EU)では稀な寄生虫の人獣共通感染症である。2017年初頭にフランス及びセルビアで発生したTrichinella spiralisによるトリヒナ症の集団発生では、裏庭飼育の豚(backyard pigs)に由来する食肉が共通の感染源となった。
 2017年2月7日、パリ郊外の病院の内科に40代の女性が入院した。同月21日及び24日に彼女の親戚の男性(30代)及び友人の女性(60代)がそれぞれ入院した。発熱、顔面浮腫及び好酸球増多のためトリヒナ症が疑われた。トリヒナ属の血清学的検査が行われ、当該3名の患者は陽性であり、診断が確定した。クリスマス休暇中に当該患者らはセルビアに旅行し、豚肉を喫食していた。彼女らは豚肉調理品をフランスへ持ち帰っていた。
 フランス及びセルビアにおいて、集団感染の範囲及び感染源の特定並びに管理措置の実施のため、疫学的調査が実施された。感染源と見なされた食肉はベオグラード近くの村にある家族経営の小さな農場で飼育された3頭の裏庭飼育の豚に由来した。これらの豚は、缶詰(ソーセージ及び乾燥肉)や燻製食品として加工されていた。3人の患者は2016年12月31日、2017年1月1日及び7日にセルビアでこれらの豚肉を喫食していた。彼女らはこれらの豚肉調理品をフランスへ持ち帰った後、1月9日から20日までの間に19人の友人、親戚及び同僚と共有した。セルビアでは12月31日から1月15日の間の複数回の食事でこれら3頭の豚に由来する肉を25人が喫食した。フランスとセルビアで約47人が寄生虫に汚染された食肉にばく露され、20人のトリヒナ症患者が報告された(フランスで9人、セルビアで11人)。フランスの患者の発病率は45%(9/20)であり、潜伏期間は16~28日であった。セルビアの患者では発病率は44%(11/25)であり、潜伏期間は34~42日と推定された。多くの医師にとって寄生虫症がなじみのないものであったこともあり、診断が遅れ、フランスの患者においては顔面麻痺や肺塞栓症などの合併症を招いた。
 当該疾病を管理するためには欧州レベルでの衛生警告や調査ネットワークが必要不可欠である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance (2020 , 25(24):pii=1900527)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.24.1900527

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