食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05420390294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/5/9~2020/7/10)を公表(1/3鳥インフルエンザ)
資料日付 2020年7月16日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は7月16日、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/5/9~2020/7/10)を公表した(5ページ)。鳥インフルエンザに関する概要は以下のとおり。
現状:
・鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況
 国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、欧州及びアジアの鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型が引き続き検出されている。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況
 直近の数か月間、中国あるいは他の国の動物衛生当局から公表されている、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルス検出に関する報告はない。全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況
 前回5月8日の更新以降、新たにA(H9N2)ウイルス感染検査確定ヒト症例2人が、中国から報告された。
 1人目の症例は5月9日にWHOに報告された。2020年4月28日に発症した山東省の6歳男児から当該ウイルスの感染が検出された。当該患者は発症当日に入院し、オセルタミビルを用いた治療が行われ、5月8日に退院した。当該患者は発症前に自宅において家きんへのばく露があった。
 2人目の症例は5月13日にWHOに報告された。2020年5月4日に発症した福建省の10か月の男児から当該ウイルスの感染が検出された。当該患者は軽症で入院はせず、オセルタミビルを用いた治療が行われた。当該患者は発症前に生鳥市場へのばく露があった。
 両患者共にインフルエンザ様疾患(ILI)の所定の調査で検出され、回復している。接触者の間に更なる症例は検出されていない。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増えている。
リスク評価:
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性:
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん、あるいは汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの症例で軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団で検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性:
 ヒトの症例クラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスは、当該ウイルスがヒト間での持続的な感染能力を獲得していないことを示唆しているので、ヒトからヒトへの伝播の可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_10_07_2020.pdf
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