食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05410340149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としての植物ステロールエステルの用途拡張の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年6月30日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月30日、規則(EU)2015/2283に準拠する新食品としての植物ステロールエステルの用途拡張の安全性に関する科学的意見書を公表した(5月5日採択、PDF版36ページ、doi:10.2903/j.efsa.2020.6135)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」は、規則(EU)2015/2283に準拠する新食品としての「植物ステロールエステル」の用途拡張(フライ(deep‐frying)を除く調理・ベーキングを目的として、植物性ファットスプレッド及び液状脂肪ベースエマルジョンに添加する用途)の安全性について意見を表明するよう求められた。複数の加盟国が、植物ステロール酸化生成物(POP)及び非対象集団による摂取に関して懸念を表明している。
 広範囲に渡る調理実験から測定された植物ステロールの酸化率のメディアン値(0.5%)及び90パーセンタイル値(0.28%)、及び、植物脂肪スプレッドと液状脂肪ベースエマルジョンを添加され調理された状況における植物ステロールへのばく露推定値を使用して評価を実施した。
 ラットを用いた亜慢性試験による無毒性量(NOAEL)、及び、デフォルトである不確実係数200を適用し、ヒトに対して安全と見なされる用量(即ち、0.64mg POP/kg体重/日)が導出された。90パーセンタイルの酸化率を考慮し、EFSAの包括的食品摂取データベースを利用して推定ばく露値を評価すると、全年齢集団における95パーセンタイルにおいて、この安全と見なされるばく露量は超過されると推測される。酸化率のメディアン値を考慮すると、安全と見される0.64mg POP/kg体重/日のばく露量は、9歳未満の子供集団における95パーセンタイル摂取推定量を超過すると推測される。3g 植物ステロール/人/日と規定された最大認可使用量の摂取、及び、0.5%及び2.28%の酸化率を考慮すると、体重70 kgの成人による体重1 kgあたりの1日のPOP摂取量は、0.21mg/kg体重/日及び0.98mg/kg体重/日と算出され、後者の値は安全と見なされる0.64mg/kg体重/日を超過する。
 NDAパネルは、提案された使用条件下における植物ステロールエステルの意図された用途拡張に関し、安全性は確定されないと結論する。
 (訳注)
1. 現在、EUでは「フィトステロールとフィトスタノールは、植物から抽出されたステロールとスタノールであり、遊離ステロールと遊離スタノールとして存在するか、或いは、食品グレードの脂肪酸でエステル化される」と定義され、認可されている。
認可食品カテゴリーは、米飲料、ライ麦パン、ドレッシング・マヨネーズ・ソース、大豆飲料、乳ベース製品、発酵乳ベース製品、食品サプリメント、ファットスプレッド(調理用・フライ用・バター等の動物性ファットスプレッドは除外)である。
2. 「植物の細胞膜構成成分」である植物性ステロールは、広く植物に含まれ、ヒト体内での吸収は極めて低い。「動物の細胞膜構成成分であるコレステロール」の吸収を抑制する効果がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6135

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