食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05400230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分のニンニク抽出物に関する農薬リスク評価のピアレビューの結論を公表
資料日付 2020年6月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月5日、有効成分のニンニク抽出物(garlic extract)に関する農薬リスク評価のピアレビューの結論(2020年4月16日承認、17ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6116)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012(欧州委員会施行規則(EU) No 2018/1659により改正)は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第14条に基づき提出される有効成分の認可更新に関する手続きを定めている。これらの物質のリストは欧州委員会施行規則(EU) No 686/2012において定められている。ニンニク抽出物は規則(EU) No 686/2012に収載されている有効成分の一つである。
 報告担当加盟国(RMS)のアイルランド及び共助報告担当加盟国(co-RMS)のデンマークは規則(EU) No 844/2012の規定に従って、Ecospray社から有効成分のニンニク抽出物の認可更新に関する申請書を受理した。更に申請者は、ニンニク抽出物を欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005付属書IVに収載するよう申請書を提出した。
 農業、園芸、アメニティ(amenity)における幅広い作物への忌避剤、殺虫剤及び殺線虫剤として欧州連合(EU)レベルで提案されている代表的な用途に従った使用は、標的生物に対して十分に有効である。
 データパッケージの評価は、ニンニク抽出物の同定、物理的、化学的及び技術的特性に関する重要な懸念領域として含まれるべき問題は何もないことを明らかにした。地下水におけるモニタリング法に関してデータギャップが特定された。
 ほ乳類毒性の領域において重要な懸念領域は特定されなかった。
 食品中及び飼料中の残留物に関連して、農業生産工程管理(GAP)に従った植物保護製剤としてのニンニク抽出物の使用は、潜在的な残留物の最も保守的な評価においてさえも、消費者に対して急性又は慢性の健康リスクを及ぼすことは予想されない。子羊及びウシのような他の反すう動物によるニンニク抽出物の摂取がこれらの動物に対して健康リスクを及ぼすことはないことを示すデータも提出された。
 残留基準値(MRL)に関してニンニク抽出物を規則(EC) No 396/2005付属書IVに収載することは支持される。
 環境中の分解及び動態の領域において、重要な懸念領域は特定されなかった。
 生態毒性の領域において、土壌表層の下の馬鈴薯及びパースニップ(parsnip)に施用しなければならない粒状製品を除き、水生生物に関するリスク評価は全ての代表的な用途に関して最終化できなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6116
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