食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05390080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えTrichoderma reesei DP‐Nzh38株由来の食品用酵素グルカン1 ,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2019年5月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月18日、遺伝子組換えTrichoderma reesei DP‐Nzh38株由来の食品用酵素グルカン1
,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 遺伝子組換えに関しては、安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素は、生産に使用した菌株も組換えDNAも含まない。当該食品用酵素は、蒸留アルコール製造、異性化液糖製造のためのでん粉加工、ベーキング及び醸造工程で使用することを意図している。総有機固形物(TOS)の残留物は、蒸留及び異性化液糖製造時の精製段階により除去される。したがって、それらの使用に対しての食事性ばく露量は算出しなかった。
 ベーキング及び醸造工程で推奨される最大使用レベル及びEFSAの包括的欧州食品摂取データベースの個々のデータに基づき、食品用酵素の総有機固形物(TOS)への食事性ばく露量は、最大で5.8749mgTOS/kg体重/日と推定された。毒性試験は、「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル」(CEPパネル)により適切な代替物として検討されたTrichoderma reesei DP‐Nzh49株由来のグルコアミラーゼを使用して行った。
 遺伝毒性試験において、安全性の懸念を引き起こさなかった。全身毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験により評価した。CEPパネルは、無毒性量(NOAEL)が試験での最大用量である1
,149mgTOS/kg体重/日であると特定した。このNOAEL値と推定食事性ばく露量を比べ、MOE(ばく露マージン)は少なくとも195となった。
 既知のアレルゲンとのアミノ酸配列の類似性を調べ、1つが合致した。CEPパネルは、意図した使用条件下で、食事性ばく露によるアレルギーの感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。
 CEPパネルは、提供されたデータに基づき、当該食品用酵素が意図した使用条件下で安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6126
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