食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05380500149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用するギ酸アンモニウムの安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年4月30日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月30日、全動物種に使用するギ酸アンモニウムの安全性に関する科学的意見書(2020年3月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 2015年、EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、ギ酸アンモニウム、ギ酸カルシウム及びギ酸ナトリウムの安全性及び有効性に関する意見書を公表した。その中で、ギ酸アンモニウムの汚染物質の一つとしてホルムアミドの存在が避けられないとし、繁殖用動物に対する発達毒性、非食料生産動物に対する発がん性の懸念を考慮した。
 消費者に対する安全性について、同パネルは、当該添加物の乳畜及び採卵用家きんへの使用は、消費者がホルムアミドにばく露される可能性があるため懸念が生ずる場合があると結論付けた。
 本申請で申請者は、飼料中のギ酸アンモニウムの最大濃度を、以前に提案された12
,000mg/kg飼料(豚)及び10
,000mg/kg飼料(その他の全動物種)から2
,000mgギ酸当量/kg飼料に低減することを提案している。
 飼料中のホルムアミドの安全と考えられる最大濃度の計算からは、同パネルは、採卵鶏及び雌豚に使用する完全配合飼料中のギ酸アンモニウムの安全性について結論付けることはできない。算出された飼料中の最大ホルムアミド濃度(11.5mg/kg飼料)が、これらの動物種に使用する飼料中のホルムアミドの安全と考えられる最大濃度(採卵鶏の場合5.6mg/kg、雌豚の場合9.9mg/kg)を超過するからである。卵中の残留試験で得られた結果に基づけば、ギ酸アンモニウムを最大濃度である2
,000mgギ酸当量/kg完全配合飼料で動物用の栄養に使用することは、消費者の安全性への懸念とはならないと考えられる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6076
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