食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05380330149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、規則(EU)2015/2283に準拠する新食品としての乾燥したEuglena gracilis(ミドリムシ)の細胞(whole cell)の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年5月14日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月14日、規則(EU)2015/2283に準拠する新食品としての乾燥したEuglena gracilis(ミドリムシ)の細胞(whole cell)の安全性に関する科学的意見書を公開した(3月25日採択、PDF版15ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6100)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」は、規則(EU)2015/2283に準拠する新食品としての乾燥したEuglena gracilis(ミドリムシ)の細胞の安全性に関し意見を表明するよう求められた。
 E. gracilisは、広く自然界に存在する単細胞性微細藻類であり、一般的に淡水領域に生息する。E. gracilisの乾燥バイオマスである当該新食品は発酵によって生産され、その主成分(> 50%)はβ-グルカン多糖である。申請者は、食品サプリメント、体重管理用総合代替食品、多様な食品に添加する食品成分として、当該新食品の利用を提案している。申請者が提案する対象集団は、一般集団である。ただし、食品サプリメント及び体重管理用総合代替食品は12ヶ月齢以降の一般集団である。
 2019年、E. gracilisは、「生産目的のみ(for production purposes only)」の安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))のステータスを受けた。これには、微細藻類の微生物バイオマスに基づく食品が含有される。
 提供された情報に基づき、E. gracilisは製造工程において生存可能とは推測されない。
 提出された毒性試験結果は安全性の懸念を引き起こさない。亜慢性毒性試験においては、試験された最高用量、即ち、3
,300mg/kg体重の用量まで有害影響は観察されず、当該用量が無作用量(NOEL)と見なされた。この用量と高摂取推定値(95パーセンタイル)間のばく露マージンは、乳児の33から成人の192の範囲である。パネルは、当該新食品源のQPSステータスの観点から、また、成分組成データ及び90日間の研究にて観察された毒性の欠如に基づき、ばく露のマージンは充分であると見なす。
 パネルは、当該新食品、即ち乾燥したEuglena gracilis(ミドリムシ)の細胞は提案された用途及び用量において安全であると考える。
 (訳注)
Euglena gracilis: ユーグレナ科ユーグレナ属 Euglena gracilis Klebs var. bacillaris、ATCC PTA-123017株
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6100
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。