食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05380010187
タイトル フィンランド食品局(FFA)、フィンランドの消費者における食品経由の重金属ばく露に関する評価結果を公表
資料日付 2020年4月27日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  フィンランド食品局(FFA)は4月27日、フィンランドの消費者における食品経由の重金属ばく露に関する評価結果を公表した。概要は以下のとおり。
1.概要
 この報告書は、食品及び飲用水中のカドミウム、鉛、無機ヒ素、無機水銀、メチル水銀、ニッケル及びアルミニウムに関して、フィンランドの25~74歳の消費者における食品経由ばく露について評価を行ったものである。重金属へのばく露量が最大であったのは最も若い年齢集団においてであり、高齢になるにつれてばく露量が減少することが示された。
 平均的な消費者における重金属の最大の寄与源は、高摂取頻度及び高摂取量の食品カテゴリー(パン、種々の飲料及びコーヒー、魚、貝など)である。ばく露量が最大の集団においては、一般的な食品と比べて重金属濃度がより高い製品も大きなばく露源である。例えば、ひまわり種子などの油糧種子は、多量摂取者においてカドミウム及びニッケルの有意なばく露源となる場合がある。また、ダイエタリーサプリメント中の種々の重金属の濃度が無視できない可能性がある。
2.本文より抜粋
 今回行われた評価では、文献データと共に、食品中のカドミウム、鉛、ヒ素及び水銀の存在に関して以前に収集・報告されたデータ(Suomi 2015)が、最新のデータを補完するものとして使われた。
 ヒ素に関するデータの大半は、総ヒ素として計算された。総ヒ素における無機ヒ素の割合は、魚において2%、甲殻類及び軟体動物において3.5%(Martorell 2011)、水では100%、他の食品では70%と推定された(EFSA 2009)。
 食品摂取データは2つの調査研究において収集された(Findiet 2007(Paturi 2008)) 及びFindiet 2012(Helldan 2013))。重金属(及びアルミニウム)へのばく露量を2つの年で比較することを意図して2種類のデータセットが使われた。重金属等の存在に関するデータが同じであることから、ばく露量の差異は摂取習慣の変化に起因するということが考慮された。
 摂取データおよび存在データに基づくばく露評価の確率論的アプローチは、MCRA version 8.2(MCRA 2016)を根拠とした。定量できなかった試料については、次の3つのシナリオを用いて算出した:定量下限未満をゼロとする(Lower bound(LB))、定量限界の濃度を割り当てる(upper bound (UB))、又は定量限界の50%の濃度を割り当てる(middle bound(MB))。
 この報告書(フィンランド語、82ページ、英文サマリー付き)は以下のURLから入手可能。
https://www.ruokavirasto.fi/globalassets/tietoa-meista/julkaisut/julkaisusarjat/tutkimukset/riskiraportit/ruokaviraston_tutkimuksia_1_2020_finaali.pdf
地域 欧州
国・地方 フィンランド
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) フィンランド食品局(FFA)
URL https://www.ruokavirasto.fi/en/organisations/risk-assessment/news-about-risk-assessment/risk-assessment-on-the-dietary-heavy-metal-exposure-and-aluminium/
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