食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05370320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「リフトバレー熱ベクターの空間分布モデル:ベクターの個体数」と題する外部科学報告書を公表
資料日付 2020年4月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月22日、「リフトバレー熱ベクターの空間分布モデル:ベクターの個体数」と題する外部科学報告書(35ページ、2020年4月15日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、リフトバレー熱ウイルスの潜在的なベクターである7種の蚊、即ちAedes albopictus、Aedes caspius、Aedes detritus、Aedes japonicus、Aedes vexans、Culex pipiens及びCulex theileriに関する一連の空間分布モデル化の取り組みをVectorNetコンソーシアムに委託した。モデル化にはVectorNetのアーカイブが保持する分布データ(2019年9月時点)が使用され、2016年以降に入手可能な新たな記録を得るために行われた文献検索により最新の情報に更新された。モデル化は以下の3段階で実施された。(i)データ収集、照合及び標準化、(ii)存在/不在の空間モデル化、及びMintRiskユーティリティ(訳注: 動物のベクター媒介疾病のリスク評価ツール)と互換性を持たせるための国レベルでの存在メトリクスの計算、並びに(iii)利用可能なデータに依拠したベクターの個体数の空間モデル化。当該文書は、2020年3月の発表とされた個体数モデリングの結果を示すものである。
 A. detritusを除く全ての種について、統計的に信頼できる空間モデルを作成するための十分なデータが蓄積された。個体数モデルのためのデータが抽出され、可能な場合、個体数値(abundance values)はサンプリングの努力量(sampling effort)に基づいて標準化された。変換係数を定義するための専門家の意見を用い、捕獲方法とライフステージに基づく標準化を試みた追加の補正が実施された。当該モデルは、VECMAPソフト一式による標準的なモデル化技術(ブースティング回帰木及びランダムフォレスト)を用いて実行され、ヨーロッパ大陸全体を1kmの解像度で網羅する。当該モデルは、専門家の意見及び存在/不在モデルとの一致度に基づいて評価された。
 作成された全てのモデルは統計的に信頼性があるが、その全てが実地の状況を反映していると判断されたわけではなく、大陸規模の分布モデルに対し、当該入力データは完全性や広範さにおいて十分ではなかったことを意味している。選択されたモデルの訓練データと出力は、ESRI互換フォーマットで提供される。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/sp.efsa.2020.EN-1847
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1847
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