食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05370260470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、志賀毒素/ベロ毒素産生性大腸菌(STEC/VTEC)感染症に関する2018年疫学報告書を公表
資料日付 2020年4月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4月30日、志賀毒素/ベロ毒素産生性大腸菌(STEC/VTEC)感染症に関する2018年疫学報告書(6ページ)を公表した。主な内容は以下のとおり。
1. 2018年に欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の30か国から報告された志賀毒素/ベロ毒素産生性大腸菌(STEC/VTEC)の感染確定症例は8
,658例であった。
2. EU/EEA全体の届出率は人口10万人対2.4症例であった。
3. 2014年から2017年までの期間は安定していたが、2018年では届出率が41%増加した。
4. 確定症例が最も多く報告されたのはドイツ、次いで英国であった。両国でEU/EEAにおいて報告された全症例の47%を占めた。デンマーク、アイルランド、マルタ、ノルウェー及びスウェーデンにおいて、各国で最も高い届出率が報告された。
5. 確定症例の割合が最も高かったのは、0~4歳児の年齢グループであった(人口10万人対11.5症例)。
6. 2018年において、STEC/VTEC症例の大幅な増加が報告され、これによりEU/EEAにおいてSTEC/VTEC感染が、カンピロバクター症及びサルモネラ症に次いで、3番目に多く報告された人獣共通感染症となった。診断方法が培養による方法から培養に依存しない方法(PCR)へ移行したことが要因となった可能性がある。
7. 反芻動物がSTEC/VTECの主たる自然の病原巣(reservoir)である。最近の分析では、牛肉及び生鮮農産物(果物及び野菜)が欧州におけるSTECの最も重要な感染源であるとみなされており、それぞれ疾病の30%に関連したと推定された。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/shiga-toxin-verocytototoxin-escherichia-coli-annual-epidemiological-report-2018.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) -
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/shiga-toxin-verocytotoxin-escherichia-coli-aer-2018
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