食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05370050149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのステビオール配糖体(E960)の規格の変更案に関して科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2020年4月29日 |
| 分類1 | --未選択-- |
| 分類2 | --未選択-- |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月29日、食品添加物としてのステビオール配糖体(steviol glycosides)(E960)の規格の変更案に関して科学的意見書(2020年3月24日採択、32ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6106)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、欧州委員会から食品添加物のステビオール配糖体の規格変更案の安全性に関する科学的意見書を作成するよう要請された。 申請者は、ステビアベルトーニ中で特定された60種のステビオール配糖体を含めることを可能にする、ステビオール配糖体の欧州連合(EU)の現行規格の改正を申請した。これらのステビオール配糖体は、「主要(major)」及び「微量(minor)」ステビオール配糖体の両方を含み、95%以上という総ステビオール配糖体の分析値の構成要素となる可能性がある。現行規格では、対象となる食品添加物は、95%以上が11種の特定のステビオール配糖体で構成されなければならない。変更案は、同じ95%の規制値において60種のステビオール配糖体全てを含めることであり、これにより最大5%の不純物の存在が認められる。FAFパネルは、この提案は現行の場合よりも低い純度の商業的な製品を認めることになることに留意した。 ヒトの便中の主要及び微量ステビオール配糖体についての未公表の2つの試験結果が申請者により提供された。未公表及び公表済みの試験の結果から、分析された様々なレバウジオシドは、結腸内の微生物叢による同一の代謝分解経路(すなわち脱グルコシル化)を共有し、ステビオールの形成に至る。当該データセットを考慮すると、付録Aにおいて検討された60種のステビオール配糖体全てが、ステビオールへと加水分解され、結腸内にて同じ代謝運命をたどることが予測可能である。 FAFパネルは、付録Aのリストに記載されているステビオール配糖体の全体的な代謝運命は同じであり、したがって、60種のステビオール配糖体の安全性評価に関して、EFSAが以前に評価した毒性学的データを用いてリードアクロス法を使用することは許容できること、及び、4mg/kg体重/日のADIはこれら全てのステビオール配糖体に当てはまることに意見が一致した。 遺伝毒性に関しては、提出されたどの研究も、食品添加物として使用されるステビオール配糖体調製品の潜在的遺伝毒性を評価するために十分であると判断されなかった。 提出された遺伝毒性試験、生殖器官及び関連する影響に関する試験から得られた結果は、ステビオール配糖体が食品添加物としての認可のために評価されたときに、遺伝毒性及び生殖毒性に関してEFSAのANSパネルが到達した結論(2010年、EFSAのANSパネル)を変更しない。しかしながら、EFSAが以前に評価した全ての様々な遺伝毒性試験において試験された混合物が、規格の変更案が認めることになるその他の種類の混合物を十分に代表していると考えられるかどうかを結論付けることは可能ではない。 全体として、FAFパネルはリードアクロスを使用するのには正当な理由があり、付録書Aに記載されている60種のステビオール配糖体のリストはステビオール配糖体の規格の改正のための根拠を提供することが可能であると考える。しかしながら、95%以上の分析値を維持する一方で、特定のステビオール配糖体の数を11種から60種にする変更案は、当該食品添加物のより純度の低い調製品が上市されるのを認めることになる。規格の変更案によると、特定されないためFAFパネルが評価することができない添加物について、小さくも無意味ではない部分が残ることになる。 FAFパネルは、ステビオール配糖体(E960)の規格案に60種のステビオール配糖体を収載しても安全性の懸念はないと結論付けた。しかしながら、FAFパネルは、もしステビオール配糖体の総含有量に関して95%以上という純度の分析値が維持されるならば、食品添加物としてのステビオール配糖体(E960)の規格の改正案の安全性に関して結論付けることはできない。 (訳注)ステビオール配糖体: 南米原産のキク科植物ステビア(ステビア・レバウディアナ・ベルトニー(Stevia Rebaudiana Bertoni))から抽出される天然甘味料であるステビア抽出物の構成成分の一つ。ステビア抽出物には、ステビオシド、ズルコシドA、レバウジオシドA、B、C、F等のステビオール配糖体やステビオールが含まれる。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | - |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6106 |
利用上の注意事項
本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。1 情報の収集・要約・翻訳について
(1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。(2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
(3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
(4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
(5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。
2 掲載情報と食品安全委員会の立場について
(1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。(2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
(3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
(4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。
3 利用者の責務
(1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。(2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
(3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。
