食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05360020301 |
| タイトル | 論文紹介:「101名の健康な1歳児におけるパーフルオロアルキル化合物類への体内ばく露とバイオマーカー:パーフルオロオクタン酸(PFOA)レベルとワクチン応答間の関連」 |
| 資料日付 | 2020年3月29日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | Archives of Toxicology(3月29日電子版)に掲載された論文「101名の健康な1歳児におけるパーフルオロアルキル化合物類への体内ばく露とバイオマーカー:パーフルオロオクタン酸 (PFOA) レベルとワクチン応答間の関連(Internal exposure to perfluoroalkyl substances (PFASs) and biological markers in 101 healthy 1-year-old children: associations between levels of perfluorooctanoic acid (PFOA) and vaccine response)、著者K. Abraham (Department Food Safety , German Federal Institute for Risk Assessment (BfR) , ドイツ)ら」の概要は以下のとおり。 パーフルオロアルキル化合物類(PFASs)は、安定性及び可動性(mobiity)のある人工の化学物質の複雑なグループで、広く存在する環境汚染及びフードチェーンにおける蓄積をもたらす。パーフルオロオクタン酸(PFOA)及びパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)は、ヒトの血清/血漿検体中において、最も多い化合物である。 PFOA及びPFOSは、実験動物において免疫毒性があり、疫学研究では幼児において抗体の産生減少のエビデンスが示されいる。しかしながら、生後1年の乳児に関する情報はないが、関連して、授乳の場合には比較的高いばく露量であり、かつ乳児の免疫系が発達中であることから感受性が高い可能性がある。 101名の健康な1歳児の横断研究において、1990年代末に残留性有機汚染物質の体内レベル及び広範囲に及ぶ生物学的パラメータが調べられた。PFASsの追加の測定では、調製乳で育った21名の乳児において、血漿中の平均PFOA及びPFOSレベルは、3.8±1.1及び6.8±3.4μg/L、少なくとも4カ月間母乳のみで育った80名の乳児においては、16.8±6.6及び15.2±6.9μg/Lであった。 今回の研究では、PFOSではなく、PFOAレベルとインフルエンザタイプb(r=0.32)、破傷風(r=0.25)及びジフテリア(r=0.23)に対するワクチン抗体の補正したレベルとの間に低い相関が明らかになり、フィット関数により算出された無毒性濃度(NOAECs)は、それぞれ、12.2、16.9及び16.2μg/Lであった。PFOA濃度により5つに分けたグループの内の最低と最大のグループの平均間で、効果量は、それぞれ、-86、-54、-53%であった。更に、PFOAレベルは、破傷風及びジフテリア毒素による刺激後のex-vivoリンパ球のインターフェロンγ(IFNγ)の産生と逆相関し、PFOA濃度により5つに分けたグループの内の最低と最大のグループの平均間で、効果量は、それぞれ、-64及び-59%であった。 今回の研究では、生後1年におけるコレステロールレベルに関して、PFOA及びPFOSの影響がないことが明らかになった。我々の結果は、高い一貫性並びに調べた3種類のワクチンで同等のNOAECs及び抗体の効果量を伴って、PFOAのみにおいて、他の疫学調査で見られたPFASレベルと免疫系応答のパラメータとの負の関連を裏付けた。 過去20年間のPFASsのバックグラウンドレベルの減少により、今日では長い間母乳で育ったドイツにおける小児の大多数は、授乳期間の最後においても算出されたNOAECsを上回るPFOAレベルに達することは予想されない。 |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | その他 |
| 情報源(報道) | Archives of Toxicology (3月29日電子版) |
| URL | https://link.springer.com/article/10.1007/s00204-020-02715-4 |
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