食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05350380149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、アグリフード(agri-food)領域における適用を想定した微生物を対象とする合成生物学の進展に関する外部機関による科学的報告書を公表
資料日付 2020年3月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月20日、アグリフード(agri-food)領域における適用を想定した微生物を対象とする合成生物学の進展に関する外部機関による科学的報告書を公表した(2019年5月20日採択、PDF版22ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2020.EN-1664)。概要は以下のとおり。
 合成生物学は、急速に発展している研究分野であり、その成果として、遺伝子組換え生物(GMO)の設計を目的とする新たな技術が創出されている。商業化に向け完成しつつあるGMOへの適用に関する概要を得るため、EFSAはRIVMにホライズンスキャンを利用して合成生物学分野の進展状況を詳述するよう要請した。より具体的には、本ホライズンスキャンは、意図的環境放出を目的とし、近い将来にアグリフード(agri-food)製品としての潜在的適用が想定される遺伝子組換え微生物(GMM)の活用を詳述する合成生物学(Synbio)に焦点を当てる。本要請は、EFSA質問登録(register of questions)・委任番号M-2018-0205の下に公表された、本トピックに関する欧州委員会(EC)の委任事項に対応するのものである。
関連するSynbioケースは科学文献や灰色文献、合成生物学における商業活動を提示しているウェブサイト、規制機関提供のデータベース、iGEMプロジェクト等の検索戦略を活用して特定された。アグリフード製品の種類及びGMMの用途に関する基準を算入することにより、関連するSynBioケースのリスト化が可能となった。
検索戦略実施の結果、総計11件のSynbioケースがリストされた。5件は、全ての算入基準に適合した。6件は、全ての算入基準に完全には適合しないケース、或いは、利用可能な情報が全ての算入基準に適合するか否かを確認するには不十分であるケースとしてリストされた。
リストされたケースは、ヒト及び動物用アグリフード製品、植物保護製品・バイオセンサー・肥料としての利用に関するものである。本報告書に提示されているケースの市場参入への準備状況は、製品の技術的進捗程度、及び、著者らの判断に基づくものであり、当該ケースの公的ステータスを反映するもではない。
リストされたSynbioケースの一部としてのGMMは、遺伝的パーツライブラリー(遺伝的要素の利用)及びゲノム編集から構築されている。ゼノバイオロジー(xenobiology)、最小細胞(minimal cells)・人工細胞(artificial cells)・プロトセル(protocells)の利用等のより高度な最新技術は、アグリフード製品としての機能を備えたGMMの構築には未だ利用されていない。これらの技術は、未だ開発初期段階にあり、実験室外で生存可能なGMMの構築に適用されるには、更なる時間が必要となる。
(訳注)
・ ホライズンスキャン: 利用可能な情報の体系的・継続的な収集・分析を通じ、将来社会に多大なインパクト(潜在的な機会、脅威、リスク等)をもたらす可能性のある変化の兆候を把握し、将来を洞察することを目的に実施される活動。
・ 灰色文献: 書誌コントロールがなされず、流通の体制が整っていないため刊行や所在の確認、入手が困難な資料を意味し、政府や学術機関等による非商業出版物を指す。
・ ゼノバイオロジー: 人工塩基対(人工的に作成した第三の塩基対)を組み込んだDNAを利用して生命をコードする文字種を増やし、遺伝情報を拡張した新たな生命システムの創出等を試みる、新たな合成生物学を指す。非天然合成生物学とも呼ばれる。
・ プロトセル:自律的に分裂し、増殖する自己複製システムである現実の細胞を模倣しながらも、可能な限り単純な仕組みで動作する人工物等を意味する概念。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1664

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