食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05350080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、健康強調表示13(5)条「Coffee C21とDNA鎖切断からの保護」の評価に関する意見書を公表
資料日付 2020年3月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月27日、健康強調表示13(5)条「Coffee C21とDNA鎖切断からの保護」の評価に関する意見書(2020年2月25日採択、13ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6055)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1924/2006第13条第5項の規定に従って、Tchibo社がドイツの管理当局を介して提出した健康強調表示の申請を受けて、EFSAの「栄養製品、新食品及び食品アレルゲンに関する科学パネル」(NDAパネル)は、Coffee C21とDNA鎖切断からの保護に関する健康強調表示の科学的実証に関する意見書を提出するよう要請された。
 新たに開発された科学的エビデンスに基づく健康強調表示に該当する申請の範囲が提案された。NDAパネルはCoffee C21はカフェオイルキナ酸(caffeoylquinic acids (CQA))、トリゴネリン(trogonelline)及びN-メチルピリジニウム(N‐methylpyridinium (NMP))の濃度により規格化されているコーヒーの一種であり、健康強調表示に関連して十分に特性評価されていると考える。
 NDAパネルは、主張されているDNA鎖切断からの保護という効果は、有益な生理作用であると考える。申請者は、「Coffee C21の摂取は、コメットアッセイにおいて白血球に自然発生するDNA鎖切断の量の減少を導く。」と主張している。結論を導出しうる2件のヒトの介入試験のうち1件の試験は、コーヒーを摂取しない期間を4週間経たコーヒー摂取習慣者において、Coffee C21の4週間摂取(750mL/日)がDNA鎖切断を低減するといういくつかの根拠を提供する。しかしながら当該試験の結果は、同じ試験センターにおける類似した条件下で実施されたもう一件の試験で再現されなかった。結論を導出することが可能な異なる条件で実施された試験の結果は利用できなかった。コーヒー(Coffee C21を含む)がDNA鎖切断を低減することによりヒトの細胞におけるDNA損傷を減少させるメカニズムの根拠は提出されなかった。
 NDAパネルは、Coffee C21とDNA鎖切断からの保護の間に因果関係は確立されなかったと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6055
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