食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05340320294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/1/21~2020/2/28)を公表
資料日付 2020年3月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は3月9日、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/1/21~2020/2/28)を公表した(4ページ)。概要は以下のとおり。
1. 新たな感染:前回の更新以降、インフルエンザA(H9N2)ウイルスの新たな感染者2人及びインフルエンザA(H1N1)変異型ウイルスの新たな感染者1人が報告された。
2. リスク評価:現在知られているヒトと動物間のインフルエンザウイルスによる、全体的な公衆衛生上のリスクは変化しておらず、これらのウイルスのヒトからヒトへの持続的な感染の可能性は低いままである。これらのウイルスが動物の間で循環し続けている場所では、ヒトと動物間で動物由来ウイルスのヒトへの更なる感染が予想される。
3. 鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況:
 国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、欧州及びアジアの鳥類において、様々なA(H5)ウイルスの亜型が引き続き検出されている。
4. 鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況:
 直近の数か月間、動物におけるA(H7N9) ウイルスの検出に関して、中国動物衛生当局や他の国から公表されている報告はない。
 全体として、リスク評価に変更はない。
5. 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況:
 前回1月20日の更新以降、新たに2人のA(H9N2)ウイルス感染の検査確定ヒト症例が報告された。
 1人目の患者は2020年2月7日、香港からWHOに報告された。7歳の男児で2月4日に発症した。2月5日に入院し報告時点では状態は安定していた。後にウイルスはA(H9N2)であることが確認された。当該患者は中国広東省の親戚を訪問していた。その親戚宅には裏庭家きんが飼養されていたが、生きた家きんとの直接の接触は報告されていない。当該症例の接触者の間に更なる症例は確認されていない。
 A(H9N2)ウイルスに感染した2人目の患者は2019年2月にセネガルのジガンショールで確認された。患者はインフルエンザ様疾患(ILI)のために外来診療所で受診し、入院せずに回復した。裏庭家きんが当該ウイルスへのばく露源である可能性が高い。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増えている。
6. 豚インフルエンザA(H1N1) 変異型ウイルスによる感染状況:
 中国で新たに1人のA(H1N1)変異型ウイルス感染の検査確定ヒト症例が確認された。河北省の38歳の男性は、2019年11月14日に発症した。当該症例は、定期的なILI調査で検出された。当該患者は軽症で、回復した。当該症例の接触者及び可能性のあるばく露源に関する情報は公表されなかった。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_28_02_2020.pdf?ua=1
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