食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05330150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、プロチオコナゾールの根セロリ及びなたねにおける現行の最大残留基準値(MRLs)の補強データの評価、及び改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2020年2月21日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月21日、プロチオコナゾール(prothioconazole)の根セロリ(celeriacs)及びなたねにおける現行の最大残留基準値(MRLs)の補強データの評価、及び改正に関する理由を付した意見書(2019年12月20日承認、41ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5819)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、Bayer SAS Crop Science社は英国の管理当局に対してなたねにおけるプロチオコナゾールの現行のMRLの改正を、及び英国農業園芸開発公社(AHDB:Agriculture & Horticulture Development Board)は根セロリにおけるプロチオコナゾールの現行のMRLの改正を求める申請書を提出した。
 申請を裏付けるデータは、これらの作物に関するMRL案を導出するのに十分であった。
 Bayer SAS Crop Science社は更に英国の管理当局に対して、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条の規定に基づく残留基準値(MRL)のレビューの枠組みにおいて利用できないと特定された補強データを評価するよう申請書を提出した。
 データギャップに対応するために、にんじん、たまねぎ、なたね、小麦に関する残留物試験、及び貯蔵安定試験の結果が提出された。根菜類、塊茎野菜類、関連する油糧種子及び小麦に関するデータギャップは十分に対応されている。たまねぎ、エシャロット等に関するデータギャップは部分的に対応された。豆類及び牧草に関するデータギャップは対応されなかった。
 EFSAはリスク評価の結果に基づき、報告された農業生産工程管理に従ったプロチオコナゾールの現行の、及び意図する用途から生じる残留物の短期的及び長期的摂取が、消費者の健康に対してリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。トリアゾール誘導体の代謝物(TDMs)に関して、根セロリ及びなたねを検討した目安となるばく露量評価だけが実施された。その結果は、これらの作物中のTDMsへの推定ばく露量がTDMsに関して導出された毒性学的参照値を十分に下回ることを示した。
 EFSAによるMRLsの改正案は以下のとおり(一部抜粋)。
品目        現行MRLs mg/kg MRLs改正案 mg/kg
てんさいの根        0.1           0.1
にんじん          0.1           0.1
根セロリ          0.01           0.1
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5999
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