食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05320040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えEscherichia coli NCIMB 30325株由来の食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年1月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月23日、遺伝子組換えEscherichia coli NCIMB 30325株由来の食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 β-ガラクトシダーゼをコードする遺伝子は、自己複製プラスミドを使用して大腸菌のレシピエント株に導入されるが、このプラスミドは非常に重要な抗菌薬としてリストされている抗生物質の耐性遺伝子を含んでいる。この遺伝子が当該食品用酵素中に検出された。
 食品酵素中に生産株細胞のないことが立証されていない。当該食品用酵素は、ガラクトオリゴ糖(GOS)混合物の製造にのみ使用することを意図している。
 遺伝毒性試験は安全性の懸念を引き起こさない。亜慢性毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与試験により評価した。「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル」(CEPパネル)は、無毒性量(NOAEL)が試験における最大用量の900mg総有機固形物(TOS)/kg体重/日であると特定した。
 既知のアレルゲンとのアミノ酸配列の類似性を調べ、合致するものは見出されなかった。CEPパネルは、意図した使用条件下で、摂食由来のばく露によるアレルギーの感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。
 CEPパネルは、食品用酵素中の抗生物質耐性遺伝子の存在に関連するリスク及び生産株細胞のないことを示すデータの欠如を考慮すると、遺伝子組換えEscherichia coli NCIMB 30325株由来のβガラクトシダーゼの使用が安全であると見なすことはできないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5977
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