食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05310170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、アバメクチンの最大残留基準値(MRLs)のレビューに関する補強データの評価に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2020年1月23日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月23日、アバメクチン(abamectin)の様々な作物中の現行の最大残留基準値(MRLs)のレビューに関する補強データの評価に関する理由を付した意見書(2019年12月17日承認、45ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.5989)を公表した。概要は以下のとおり。
 Syngenta Crop Protection社は、オランダの管理当局に対して欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条の規定に基づくMRLのレビューの枠組みにおいて、アバメクチンに関して欠落していると特定された情報に対応する補強データを評価するよう申請書を提出した。更に同社は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、アバメクチンのlamb’s lettuce、レタス等における現行のMRLsを改正するために申請書を提出した。
 規制上の分析法のバリデーションに関するデータギャップは十分対処されていた。更に、要請されていた冬期の屋内におけるlamb’s lettuceへの使用を裏付ける残留物試験結果が提供された。
 ナシ状果及びトマトに関して、EFSAにより評価済みの代替の農業生産工程管理(GAPs)に基づき、現行よりも低いMRLsが導出された。
 MRLの申請書における新たな用途の中で、レタス及びさや付き豆類に関して裏付けデータが要件に十分則していなかった。現行のMRLsの改正が適切であるかどうかを判断するために更なるリスク管理機関の議論を勧告する。
 EFSAはアバメクチンに関する直近の消費者リスク評価を更新し、長期的な食事摂取量が消費者の健康へのリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。国際的に合意された方法論に基づき、評価された用途に関連して急性の消費者リスクは特定されなかった。
EFSAによるMRL改正案は次のとおり(一部抜粋)
品目             現行MRL mg/kg    MRL改正案 mg/kg
ヘーゼルナッツ/コブナッツ   0.02         0.01又は0.006* 
ナシ状果            0.03         0.02
Lamb’s lettuce         2           3
レタス             0.09         0.01/0.06又は0.09* 
*更なるリスク管理機関の検討が必要
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5989
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