食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05310080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのえん麦レシチンの使用の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年1月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月27日、食品添加物としてのえん麦レシチン(oat lecithin)の使用の安全性に関する科学的意見書(2019年12月10日承認、22ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.5969)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、欧州委員会からの要請を受けて、提案された食品分類(FC05.1)「ココア及びチョコレート製品」における新たな食品添加物としてのえん麦レシチンの使用の安全性に関する科学的意見書を提出した。
 えん麦レシチンは油であり、食品としての摂取に適したえん麦を原料として、エタノール抽出及びその後の分画(水/エタノール)により得られる極性脂質(35%(w/w)以上)及び非極性脂質(55-65%(w/w))を含有する。当該レシチンは、認可済みの食品添加物であるレシチン(E322)における極性脂質含有量(リン脂質及び糖脂質)を表す規格「アセトン不溶物が60%を下回らない」に合致しない。
 えん麦レシチンは消化管において加水分解されることが想定され、この加水分解は他の食用植物油の加水分解と類似している。えん麦レシチンは代謝活性化の有無にかかわらず、遺伝子変異も染色体構造異常も誘導しない。犬及びラットの28日間試験における最大用量で、えん麦レシチンの投与に関連する有害影響は観察されなかった。
 えん麦に関する毒性学的データベース(情報)は限られていた。えん麦レシチン(組成比が異なる類似物)の組成、及びその類似物が同じ生体内変化を経て、レシチン(E322)と類似する代謝物に変わるという事実を考慮して、FAFパネルはレシチン(E322)に関する毒性学的データからリードアクロス法を使用する可能性を検討した。
 えん麦レシチンに関して提供された毒性学的データ、及びレシチン(E322)からえん麦レシチンへ適用したリードアクロスに基づき、追加の毒性学的データは不要であった。したがってFAFパネルは、レシチン(E322)に関する以前の結論は食品添加物として使用されるえん麦レシチンにも同様に当てはまると考えた。
 平均ばく露量は、乳児における0.01mg/kg体重/日から小児における7.1mg/kg体重/日の範囲にあった。95パーセンタイルのばく露量は、乳児における0mg/kg体重/日から小児における22.5mg/kg体重/日の範囲にあった。FAFパネルは、ADIを数値で設定する必要はなく、提案された用途(FC05.1)及び使用レベルで 食品添加物として使用するえん麦レシチンに関する安全性の懸念はないと結論付けた。FAFパネルは、欧州委員会は新たな食品添加物としてえん麦レシチンに関する規格を設定すべきであると勧告した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5969

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