食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05310040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Disporotrichum dimorphosporum DXL株由来の食品用酵素エンド1 ,4-キシラナーゼ及びβ-グルカナーゼの安全性評価の科学的意見書を公表
資料日付 2020年1月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月10日、Disporotrichum dimorphosporum DXL株由来の食品用酵素エンド1
,4-キシラナーゼ及びβ-グルカナーゼの安全性評価の科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素は、遺伝子組換え体ではないDisporotrichum dimorphosporum DXL株由来で、醸造工程に使用することを意図している。最大使用レベル及びEFSAの包括的欧州食品データベースの個々のデータに基づき、当該食品用酵素の総有機固形物(TOS:Total Organic Solids)への摂食由来ばく露量は、最大で0.167mgTOS/kg体重/日と推定された。
 遺伝毒性試験では安全性の懸念は生じなかった。全身毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験により評価した。「食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、無毒性量(NOAEL)が最大用量の199mgTOS/kg体重/日であると特定し、推定摂食由来のばく露量と比べると、少なくとも1
,100の高いMOE(ばく露マージン)となった。
 既知のアレルゲンと特定したキシナラーゼ及びβ-グルカナーゼのアミノ酸配列の類似性を調べた。2種類のエンド-1
,4-β-グルカナーゼ及び2種類のエンド-1
,4-β-キシラナーゼについては、既知のアレルゲンとの合致はなかった。しかしながら、3番目のエンド-1
,4-グルカナーゼでは、3種類のダニたん白質のアミノ酸配列と合致した。職場において呼吸器系で感作した個人の吸入後のエンド1
,4-キシラナーゼ及びβ-グルカナーゼに対するアレルギー反応の症例が報告されているが、経口ばく露後ではキシラナーゼ又はβ-グルカナーゼに対するアレルギー反応は科学文献で報告されていない。CEPパネルは、摂食由来ばく露によるアレルギーの感作及び誘発反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。
 CEPパネルは、提供されたデータに基づき、当該食品用酵素が意図した使用条件下で安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5975
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