食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05310010301
タイトル 論文紹介:「米国の妊娠可能な年齢の女性における血中鉛レベル:1976~2016」
資料日付 2020年1月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives (1月16日電子版)に掲載された論文「米国の妊娠可能な年齢の女性における血中鉛レベル:1976~2016(Blood Lead Levels in U.S. Women of Childbearing Age
, 1976-2016)、著者A.S.Ettinger(Lead Poisoning Prevention and Environmental Health Tracking Branch
, Division of Environmental Health Science and Practice
, National Center for Environmental Health
, Centers for Disease Control and Prevention
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:鉛は広範囲のばく露を介して母子の健康に有害な影響を及ぼす可能性がある。胎児の発育及び授乳中の乳児が特に影響を受けやすい可能性がある。筆者らは、40年以上にわたる、米国の妊娠可能な年齢の女性における血中鉛レベル(BLLs)並びに社会人口学的、生殖、喫煙及び住居の特徴について調べた。
 方法:1976年~2016年の米国における15歳~49歳のμg/dLで示されるBLLの分布を調べるため、米国国民健康栄養調査(NHANES)Ⅱ、NHANESⅢのフェーズⅠ及びⅡ、並びに1999~2016年の継続したNHANESのデータを使用した。22
,408名の全ての女性についてのBLLs並びに全体と選択した人口学的特性の幾何平均(GM)BLLs及び5μg/d以上のBLLsの推定される割合を算出した。NHANESⅡについては、10μg/dL及び20μg/dL以上のBLLsの推定される割合も算出した。
 結果:2007年~2010年及び2011年~2016年のBLLsのGMは、それぞれ、0.81μg/dL(95%信頼区間(CI):0.79
,0.84)及び0.61μg/dL(95%CI:0.59
,0.64)であった。以前の期間と比べるとBLLsのGMは、1976年~1980年、1988年~1991年及び1991年~1994年のそれぞれで10.37μg/dL(95%CI:9.95
,10.79)、1.85μg/dL(95%CI:1.75
,1.94)及び1.53μg/dL(95%CI:1.45
,1.60)であった。2011年~2016年において、妊娠可能な年齢の女性の0.7%は、BLLsが5μg/dL以上で、より高いBLLsは、より高齢、その他の人種及び民族、出生地が米国以外、出生数が4人以上、受動喫煙及びこれまでに妊娠したことのない又は現在妊娠していない女性と関連していた。
 考察:米国の妊娠可能な年齢の女性における鉛へのばく露は、全般的に低く、40年以上にわたり実質的に減少してきた。しかしながら、それらの推定に基づくと、いまだに少なくとも50万人の米国の女性が、胎児の発育又は授乳中の乳児に有害な影響を及ぼす可能性のあるレベルの鉛にばく露している。妊娠中又は妊娠予定で、高リスクな女性を特定することは、今でも1つの重要な公衆衛生の課題である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives (1月16日電子版)
URL https://ehp.niehs.nih.gov/doi/full/10.1289/EHP5
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