食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05300260104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を最終更新 |
資料日付 | 2020年1月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は1月15日、ロメインレタスに関連した複数州における腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を最終更新した(2019年11月20日初報)。概要は以下のとおり。 1. 1月15日時点で、本集団感染は終息したとみられる。 CDCは、カリフォルニア州のサリナスバレーの栽培地帯由来のロメインレタスを避けるようにとの勧告はもはや行っていない。 2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州における志賀毒素産生性大腸菌O157:H7集団感染症に関して調査を行った。 3. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)は、当該集団感染が2017年の葉物野菜及び2018年のロメインレタスに関連する集団感染の原因となった腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株と同じ株が原因となったことを示した。 4. 腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者合計167人が27州(ウィスコンシン州、ペンシルベニア州、イリノイ州他)から報告された。カナダ公衆衛生庁(PHAC)もまた、米国の疾病と遺伝的に近縁な(菌株による)疾病の患者数人を報告した。 5. 発症日は2019年9月20日から12月21日まで、患者の年齢は1歳未満から89歳で、年齢の中央値は27歳であった。患者の64%が女性であった。情報の得られた165人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した15人を含む85人(52%)が入院した。死亡者の報告はなかった。 6. WGSでは、患者から分離された159菌株のうち、157株においては薬剤耐性が予想されなかったが、2株において薬剤耐性が予想された。1つ目の分離株はアンピシリンに対する耐性遺伝子を有し、2つ目の分離株はアンピシリン、クロラムフェニコール、ストレプトマイシン、スルフィソキサゾール及びテトラサイクリンに対する耐性遺伝子を有していた。レタスの検体から分離された5株のWGSでは、薬剤耐性は予測されなかった。現在、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤耐性試験法を用いた臨床分離株の試験が実施中である。腸管出血性大腸菌O157感染患者には抗生物質の投与は推奨されないため、これらの知見は治療指導には影響しない。 7. 疫学、検査及び遡及調査のエビデンスは、カリフォルニア州サリナスバレーの栽培地帯に由来するロメインレタスが、本集団感染の原因である可能性が高いことを示した。 8. メリーランド州保健局は、メリーランド州の患者宅から回収したReady Pac Foods Bistro(登録商標)のチキンシーザーサラダの未開封の製品中に腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株を確認した。ウィスコンシン州保健局は、ウィスコンシン州の患者宅から回収したFresh Express(登録商標)のLeafy Green Romaineの未開封の袋で腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株を確認した。製品中のロメインレタスの主な産地は共にカリフォルニア州サリナスバレーの栽培地帯であった。 9. FDA及び州は、患者が喫食したロメインレタスの供給源を追跡した。 収集された情報により、問題となったロメインレタスがカリフォルニア州サリナスバレーの栽培地帯から収穫されたことが示された。 10. カリフォルニア州サリナスバレーの栽培地帯由来の汚染したロメインレタスは、もはや販売されていない。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.cdc.gov/ecoli/2019/o157h7-11-19/index.html |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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