食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05300250104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、フレッシュエクスプレス社の刻みサラダキット製品に関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2020年1月15日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は1月15日、フレッシュエクスプレス社の刻みサラダキット製品(Fresh Express Sunflower Crisp chopped salad kit)(※訳注)に関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 1月15日時点で、本集団感染は終息したとみられる。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州における志賀毒素産生性大腸菌(STEC)O157:H7集団感染症に関して調査を行った。当該調査はカナダ公衆衛生庁(PHAC)が報告したカナダにおける疾病も含んでいた。当該集団感染はカリフォルニア州サリナスの栽培地帯由来のロメインレタスに関連した集団感染とは違う腸管出血性大腸菌O157:H7の株が原因となっていた。
3.腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染株の感染者合計10人が5州(ミネソタ州、ウィスコンシン州他)から報告された。
4. 発症日は2019年11月5日から11月16日まで、患者の年齢は21歳から91歳、年齢の中央値は33歳であった。患者の60%が女性であった。患者10人のうち、腎不全の一種である溶血性尿毒症症候群(HUS)発症者1人を含む4人が入院した。死亡者の報告はなかった。
5.全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、10人の患者からの分離株においてクロラムフェニコール、ストレプトマイシン、スルフィソキサゾール、テトラサイクリン及びトリメトプリム-スルファメトキサゾールに対する薬剤耐性が確認された。現在、CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による臨床分離株の標準薬剤耐性試験が実施中である。腸管出血性大腸菌O157感染患者には抗生物質の投与は推奨されないため、これらの知見は治療指導には影響しない。
6.調査で収集された情報から、フレッシュエクスプレス社の刻みサラダキット製品が当該集団感染の原因である可能性が高いことが示された。
7. ロメインレタスは同サラダキットの材料の1つではあったが、調査ではロメインレタスがサラダキット中の汚染した材料であったかどうかを判断できなかった。
(※訳注):ヒマワリの種等のトッピング、刻んだ野菜及びドレッシングがセットになったサラダキット製品
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2019/o157h7-12-19/index.html
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