食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05300120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、イプコナゾールの現行の最大残留基準値(MRLs)のレビューに関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2020年1月22日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月22日、イプコナゾール(ipconazole)の現行の最大残留基準値(MRLs)のレビューに関する理由を付した意見書(2019年12月9日承認、53ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.5961)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州食品安全機関(EFSA)は欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条の規定に従って、農薬の有効成分イプコナゾールに関して欧州レベルで現在設定されているMRLsをレビューした。植物、加工食品、輪作作物及び家畜におけるイプコナゾールの残留物の存在量を評価するために、EFSAは欧州議会及び理事会規則(EC) No1107/2009の枠組みにおいて導出された結論及び欧州連合(EU)加盟国により報告された欧州認可(それを裏付ける残留物のデータを含む)を検討した。
 利用可能なデータの評価に基づきMRLの提案が導出され、消費者リスク評価が実施された。規制の枠組みにより要件となっている全ての情報がそろっており、消費者へのリスクは特定されなかった。
 トリアゾール(triazole)の派生代謝物(TDMs)に関して、トリアゾールアラニン及びトリアゾール酢酸を分離して、目安となるばく露量評価が実施され、両代謝物に関連する消費者へのリスクは特定されなかった。しかしながら、TDMsはトリアゾール系殺菌剤のグループに属するいくつかの農薬により産生される可能性があるため、トリアゾール系殺菌剤のグループに属する全ての農薬に関して現行の全用途を網羅する包括的なリスク評価を実施すべきである。トリアゾール系殺菌剤の包括的なリスク評価を最終化するために必要なデータが確実に入手可能になるように、EFSAはリスク管理機関と連携して戦略を策定すべきことを勧告した。
EFSAによるMRLsの改正案は次のとおり(一部抜粋)。
品目        現行MRL mg/kg    MRL改正案 mg/kg
大麦穀粒        0.01          0.01
とうもろこし穀粒    0.01          0.01
小麦穀粒        0.01          0.01
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5961
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