食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05290380149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、2018年の欧州連合加盟国における家きん及び野鳥の鳥インフルエンザサーベイランスに係る年次報告書を公表
資料日付 2019年12月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月19日、2018年の欧州連合加盟国における家きん及び野鳥の鳥インフルエンザサーベイランスに係る年次報告書(38ページ、2019年11月19日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
 鳥インフルエンザ(AI)はすべての飼育鳥類及び野鳥に影響を及ぼすウイルス性感染症である。同疾病を引き起こすウイルスはその病原性によって高病原性(HPAI)又は低病原性(LPAI)に分けられ、欧州の家きんへの継続的な脅威となっている。
 理事会指令2005/94/ECは、欧州連合(EU)加盟国に対し家きん及び野鳥におけるサーベイランスの実施並びにその結果の当局への通知を要請している。したがって、加盟国及びスイスは、家きん及び野鳥へのAIウイルスの侵入を毎年監視するためのサーベイランスプログラムを実施している。EFSAは欧州委員会から、これらの鳥インフルエンザサーベイランスプログラムから得られたデータについて照合・検証・分析し、年次報告書へ要約する付託を受けた。本報告書は当該付託の元に作成された最初の報告書であり、2018年に実施された家きん及び野鳥のサーベイランス活動の結果をまとめている。
 全体で、18
,596の家きん施設が検査され、うち43施設がH5のAIに、2施設がH7のAIに対する血清反応が陽性であった。EU加盟11か国で血清反応陽性の施設が見つかり、陽性の割合が最も高かったのは水棲の狩猟鳥類施設、ガチョウ繁殖施設及びアヒル繁殖施設であった。
 合計で9
,145羽の死亡/瀕死の野鳥が検査され、163羽がHPAIウイルスH5N6に検査陽性であった。感染鳥類はEU加盟8か国から報告されており、その多くは2018年1月から4月の間に見つかっていた。
 本報告書では、HPAIに罹患した野鳥種について記載されており、また、対象を絞ったサンプリング戦略について評価が行われている。HPAI検出の粗オッズ比(リスト記載鳥種対非リスト記載鳥種)が対象種の有効性として示されている。当該サーベイランス結果はまた、過去数年の結果及び現在の欧州のAIの疫学的知見と関連付けて考察されている。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2019.5945
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5945
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