食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05290230105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食料生産動物用に販売又は流通させた抗菌性物質に関する2018年概要報告書を公表
資料日付 2019年12月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は12月、食料生産動物用に販売又は流通させた抗菌性物質に関する2018年概要報告書(49ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 抗菌活性成分を含有する新しい動物用医薬品の申請を承認又は条件付きで承認された全ての提供者は、毎年、食料生産動物に使用するために販売又は流通させたそれらの薬剤に含まれる各成分の量をFDAに報告しなければならない。FDAはこの情報を取りまとめ、年1回の概要報告書で国民に開示する。この報告要件は、人と食料生産動物の両方で使用が承認されている抗菌性物質の相互作用(薬剤耐性を含む)、有効性及び安全性の継続的分析においてFDAを支援するため、2008年に議会によって制定された。
 当該概要報告書は、食料生産動物での使用が承認され、活発に販売されている抗菌性物質製剤について、2018年(暦年)の販売及び流通データを動物種別推定値で示すとともに、医薬品分類別、医療上の重要性別(※)、投与経路別、適応症別、及び調剤状況別に示している。
 (※)「医療上重要な抗菌性物質」は、ヒト用医薬品として医療上重要であると判断された抗菌性物質である。
 当該2018年概要報告書はまた、活発に販売されている抗菌性物質製剤について、複数年の国内の販売及び流通データを医薬品分類別、医療上の重要性別、投与経路別で収録し、これらの医薬品の販売及び流通における2017年から2018年にかけての変化の観察を含んでいる。
 本報告書の主要な結果として、以下が挙げられる。
1. 食料生産動物での使用が承認された医療上重要な抗菌性物質の国内販売流通量
・2017年から2018年にかけて9%増加した。
・2015年(最高販売年)から2018年にかけて38%減少した。
・2009年(報告された初年度の売上)から2018年にかけて21%減少した。
・国内販売量で最多(2018年は3
,974
,179kg)であるテトラサイクリン系は、2017年から2018年にかけて12%増加した。
2. 食料生産動物での使用が承認された医療上重要な抗菌性物質の2018年の国内販売流通量
・テトラサイクリン系は66%を占め、ペニシリン系は12%、マクロライド系は8%、サルファ剤は5%、アミノグリコシド系は5%、リンコマイシン系は2%、セフェム系は1%、及びフルオロキノロン系は1%未満であった。
・42%が牛での使用を意図しており、39%は豚、11%は七面鳥、4%は鶏での使用、4%は他の種あるいは不明であると推定されている。
・セフェム系の81%、サルファ剤の67%、アミノグリコシド系の47%及びテトラサイクリン系の44%が牛での使用を意図していたと推定されている。リンコマイシン系の83%及びマクロライド系の41%が豚での使用が意図されていたと推定されている。ペニシリン系の63%は、七面鳥での使用での使用を意図していたと推定されている。
 当該報告書に関するFDAのニュース記事(2019年12月10日)は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-releases-annual-summary-report-antimicrobials-sold-or-distributed-2018-use-food-producing
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) -
URL https://www.fda.gov/media/133411/download
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