食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05290170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、植物保護製剤としての認可更新がされなかった等の理由で現行の残留基準値(MRLs)のレビューを必要としない農薬の有効成分に関するステートメントを公表
資料日付 2019年12月19日
分類1 化学物質
分類2 農薬
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月19日、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005に基づく現行の残留基準値(MRLs)のレビューを必要としない農薬の有効成分に関するステートメント(2019年12月3日採択、12ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5954)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005は欧州レベルにおける農薬の残留基準値(MRLs)の設定及びレビューを管理する規則を定めている。同規則第12条第1項の規定に従って、EFSAは欧州指令91/414/EECの付属書Iへの有効成分の収載又は不収載の日付から12か月以内に、当該有効成分の現行の残留基準値(MRLs)のレビューに関する理由を付した意見書を提出しなければならない。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条第1項又は第2項の規定に従ってレビューされる必要のある有効成分の中で、EFSAはもはやMRLsのレビューが必要ないと考えられる有効成分11物質を特定した。それらの中には、欧州指令91/414/EEC又は欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009に基づく評価が最終化されていないため、EFSAの理由を付した意見書が提出されず、すでにリスク管理機関が暫定的に欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005の付属書IVに収載した7物質を含んでいる。
 EFSAはこれらの物質のMRLsのレビューが必要なくなった理由を説明するステートメントを作成した。MRLレビューに関連する質問はこのステートメントにより対応されていると考えられる。
 対象は次の11物質。
(1)MRLがデフォルト(定量限界)に設定されている4物質
リヌロン(linuron):植物保護製剤として認可更新されなかった。
ブプロフェジン(buprofezin):認可に必要な情報の欠落、及び加工食品の摂取によるアニリンへの消費者ばく露により、認可条件を非食用農産物に限定された。
Bacillus thuringiensis subsp. tenebrionis(NB 176 (TM 14 1)):更新申請が行われず、認可更新されなかった。
オルソスルファムロン(orthosulfamuron):植物保護製剤として認可更新されなかった。
(2)附属書IVに暫定的に収載かつコーデックスのMRLが存在しない7物質
石灰石(limestone)、こしょう粉末エキス残留物(pepper dust extraction residue(PDER))、酢酸アンモニウム(ammonium acetate)、プトレシン(Putrescine 1
,4-ジアミノブタン(1
,4-diaminobutane))、トリメチルアミン塩酸塩(Trimethylamine hydrochloride)、ケイ酸アルミニウムナトリウム(sodium aluminium silicate)、海藻エキス(sea-algae extract):いずれも更新申請が行われず、認可更新されなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5954
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