食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05290120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、果樹類、芝生及び野菜類における忌避剤及び植物エリシターとして使用される、基本物質としてのコンフリーの浸漬物の認可申請に関する協議結果を公表
資料日付 2019年12月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月11日、果樹類、芝生及び野菜類における忌避剤及び植物エリシター(※)として使用される、基本物質としてのコンフリー(Comfrey)の浸漬物の認可申請に関する欧州連合(EU)加盟国及びEFSAの協議結果(2019年11月27日承認、64ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2019.EN-1753)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会は2013年3月、EFSAに対して申請書の評価に関連して科学的支援を行うよう要請し、2019年10月、申請に関する協議を実施し、受理した意見に関して申請者と協議を行い、提起された特定の項目に関する科学的意見を述べるよう要請した。
 Symphytum officionale L.はムラサキ科(family Boraginaceae)ヒレハリソウ属(genus Symphytum)の多年性顕花植物である。Common comfrey又はtrue comfreyとして知られている。特にアラントイン、カロテン、脂肪酸、ケイ酸、タンニンを含有する化学物質の複合化合物である。ピロリジジンアルカロイド類も含有する。使用される製品は、数日から2週間水に浸して柔らかくなったコンフリーの生又は乾燥した葉部である。農薬の有効成分と考えられる成分、それら成分のコンフリー抽出物中の含有量、抽出物及び環境におけるそれら成分の定量分析法に関してデータギャップが特定された。
 コンフリーの浸漬物(Symphytum officinale L. maceration)の使用案は、果樹類及び芝生への植物エリシターとしての噴霧施用、野菜類の種子の水やりによる使用、及びアブラムシに対する果樹及び野菜類への忌避剤としての噴霧施用であるが、意図する使用を裏付けるために追加の試験又は文献データが必要である。
 コンフリーの浸漬物はピロリジジンアルカロイド類のように遺伝毒性及び発がん性を有する成分を含有することが知られているが、申請には対象製品中のこれらの化合物に関する情報が含まれていない。コンフリーの浸漬物に関して遺伝毒性(及び発がん性)の可能性が予想されるため、毒性学的参照値は設定できず、食品由来以外のばく露のリスク評価を実施することはできない。
 申請書には適切な消費者の摂食リスク評価が提示されなかった。適切な環境ばく露評価も提示されなかった。申請者は、標的以外の生物に関するリスク評価の実施を可能にする適切な情報を提出しなかった。
※訳注:病原体に接触した植物に防御機能物質の合成を誘導する物質。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1753
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