食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05270430305
タイトル 欧州連合(EU)、モナスクスの紅麹由来の食品サプリメント中のかび毒シトリニンの基準値の改正を公表
資料日付 2019年11月14日
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概要(記事)  欧州連合(EU)は11月14日、モナスクス属紅麹由来(based on rice fermented with red yeast Monascus purpureus)の食品サプリメント中のかび毒シトリニン(citrinin)の基準値(maximum levels)に関する欧州委員会規則(EC) No 1881/2006の改正を官報(PDF版3ページ)で公表した。概要は以下のとおり。
 規則(EC) No 1881/2006は、モナスクス属紅麹由来の食品サプリメント中のかび毒シトリニンの基準値を規定している。
 欧州委員会から食品及び飼料中のシトリニンに起因する健康リスクに関する科学的意見書を提出するよう要請されたのを受けて、欧州食品安全機関(EFSA)の「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は2012年3月2日、食品及び飼料中のシトリニンの存在量に関連した公衆及び動物衛生のリスクに関する意見書を採択した。CONTAMパネルは入手可能なデータに基づき、腎臓毒性に関して懸念のないレベルにおけるシトリニンに関して、遺伝毒性及び発がん性に関する懸念が排除できなかったと結論付けた。
 特定の紅麹調製品中のシトリニンの存在量に関する入手可能なデータは、これらの調製品中のシトリニンのレベルが高いことを明らかにした。したがって、規則(EC) No 1881/2006において紅麹調製品中のシトリニンの基準値が設定された。紅麹調製品及び他の食品中のシトリニンの存在量に関する知見の隔たり、及び発がん性、遺伝毒性に関する不確実性が依然として残っていることを考慮して 、基準値のレビューが適切であると考えられた。
 EFSAは2015年、欧州の様々な地域から穀物及び穀物をベースにした製品に特別に焦点を置いて、食品中のシトリニンの濃度を調査するための提案を広く募集した。これらの調査結果の報告書「食品中のシトリニンの存在」が2017年に公表された。欧州における食品中、主に穀類、穀類製品及び紅麹由来の食品サプリメント中のシトリニンの存在量に関する代表的なデータが入手された。
 シトリニンに関する新たな存在量データは、紅麹由来の食品サプリメントを除く食品中のシトリニンの基準値を設定する必要はないことを示した。しかしながら、モナスクス属紅麹菌を含有する食品サプリメント中のシトリニンに関して、入手された代表的存在量データは基準値を引き下げるべきであるとのエビデンスを示した。EFSAによる公衆衛生に関するシトリニンの新たなリスク評価を必要とするシトリニンに関する新たな毒性データは入手可能になっていないため、シトリニンの遺伝毒性及び発がん性に関する不確実性が残っている。したがって、公衆衛生の保護のために、食品中のシトリニンのレベルを達成可能な限り引き下げることが必要である。モナスクス属紅麹由来の食品サプリメントの特定の標本において、非常に高いレベルのシトリニンが検出される可能性があり、これらの食品サプリメントの消費者にとってシトロニンへの高いばく露になるため、この食品サプリメント中のシトリニンのレベルをできるだけ引き下げることは特に適切である。同時に、入手可能なデータによれば、適正な製造プロセスに従うことにより、モナスクス属紅麹由来の食品サプリメント中のシトリニンのレベルを低くすることが可能である。引き続きシトリニンの毒性に関する不確実性が存在し、適性製造規範の実施によりシトリニン含有量の低減が達成可能であることを考慮して、高いレベルでヒトの健康保護を確実に実施するため、モナスクス属紅麹由来の食品サプリメント中のシトリニンのレベルに関する基準値を引き下げることが適切である。
 以上の経過及び観点から、欧州委員会規則(EU) 2019/1901を採択する。
第1条 欧州委員会規則(EC) No 1881/2006の付属書を本規則の付属書の規定に従って改正する。
付属書 モナスクス属紅麹由来の食品サプリメント中のシトリニンの基準値 100μg/kg(訳注: 2,000μg/kgから引き下げ)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) -
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32019R1901&from=EN