食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05260710464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、食品安全におけるリスク認識に関する最新の意識調査結果を公表
資料日付 2019年11月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は11月4日、食品安全におけるリスク認識に関する最新の意識調査結果を公表した。概要は以下のとおり。
 この意識調査は、一般消費者、医療従事者及びジャーナリストが食品安全に関するリスクをどう認識しているかについて調べたものである。
 AGES、欧州食品安全機関(EFSA)及びオーストリア社会問題省共催の記者会見「欧州及び世界にとっての上位の食品安全リスク」において、参加した専門家らは、「薬剤耐性」、「病原性細菌及び新興の動植物疾患」を挙げた。
 しかし、オーストリアでは、一般消費者だけでなく医療従事者及びジャーナリストの間でも何年にもわたり最上位であったのは「食品中の残留農薬」であった。
 AGESのThomas Kickinger局長は、「これは、AGESが行ってきた多くの調査研究の結果と合致しない」、「毎年のように患者(数千人規模)及び死亡者が報告されるにもかかわらず、オーストリア国民は食品由来病原体によるリスクをほとんど認識していない」、「人々の懸念は、往々にして実際のリスクとは無関係である」と述べた。このような背景から、AGESは、一般の人たちが推定上のリスクだけでなく実際のリスクに関しても現実的に理解することを可能とするために、今年は「安全な食品」に重点を置いた。
 オーストリア国民の3分の2が、食品安全事象に関する情報提供を十分に受けていないと感じている。科学者、地方自治体及びAGESにとって、人々が知りたい事柄に関して更なる関連情報をより分かりやすく提供することが大きな課題である。
 以下、当該意識調査結果より抜粋。
・重要視する項目に関して、「より安全な食品」を「非常に重要」と考える人たちの割合は、「品質」、「鮮度」に次いで3位であった(64%)。
・リスクと認識する項目の上位は、AGESの専門家、ジャーナリスト、一般消費者、医療従事者で異なっていた。AGESの専門家では病原性細菌、かび毒、アレルゲンが上位を占めた。ジャーナリストではホルモン様化学物質、植物保護製剤、マイクロプラスチックが、一般消費者ではマイクロプラスチック、抗生物質の残留及び食品偽装、植物保護製剤が上位を占め、医療従事者ではマイクロプラスチック、植物保護製剤、抗生物質の残留が上位を占めた。
・情報のニーズに関して、3分の2が十分に情報提供を受けていないと感じていた。また、主な情報源はインターネットであった。
 「食品安全におけるリスク認識(2019年11月4日)」(ドイツ語、10ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.ages.at/download/0/0/c37ef1e6d6b32af60ecc306fd5c5ae99c2a09366/fileadmin/AGES2015/Themen/AGES_Schwerpunktthemen/Sichere_Lebensmittel/PK_LMS_Pr%C3%A4sentation_Thomas_Kickinger_Website.pdf
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) -
URL https://www.ages.at/index.php?id=34687&pk_campaign=AGES%20Newsletter%2008%2F19&pk_kwd=PAGE76189
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