食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05260040314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、パーフルオロアルキル化合物(PFAS)に関するFAQを公表 |
資料日付 | 2019年11月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月5日、パーフルオロアルキル化合物(PFAS)に関するFAQ(2019年11月5日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 2018年、欧州食品安全機関(EFSA)は、食品中のパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びパーフルオロオクタン酸(PFOA)による健康影響リスクに関して改めて評価を行った。欧州では、PFOSの使用は2006年以降厳しく規制されている。PFOAに関しては、2020年以降、広範な使用が禁止される予定である。 FAQは全22問である。 Q1:PFAS、PFOA及びPFOSとは?(回答省略) Q2:パーフルオロ界面活性剤(PFT)又はパーフルオロ化合物及びポリフルオロ化合物(PFC)もPFASに属する物質なのか?(回答省略) Q3:PFAS、PFOA及びPFOSを含有する製品は?(回答省略) Q4:PFASはどのように環境及び食品に入り込むのか?(回答省略) Q5:PFASはヒトからも検出されるのか? A5:血中及び母乳中のPFASの研究において、内部ばく露の関連性が世界的に示されている。ドイツ連邦環境庁(UBA)の公表(2009年)では、ドイツ国民の大半におけるPFOAの血漿中濃度(95パーセンタイル)は10μg/L未満であった。 https://a.msip.securewg.jp/https://www.umweltbundesamt.de/sites/default/files/medien/pdfs/ref_werte_pfoa_pfos_plasma_2009.pdf Q6:消費者のPFASばく露源は?(回答省略) Q7:消費者の食事経由PFASばく露源は? A7:PFASは、植物由来食品及び動物由来食品の両方から検出される場合がある。また飲用水、魚介類など種々の食品グループを介してばく露する可能性がある。肉、乳及び乳製品、野菜からも、検出可能レベルのPFASが検出される場合がある。内臓からは高濃度で検出されるが、ドイツでは内臓の摂取は稀である。 Q8:食品中のPFASに関する残留上限値はあるのか? A8:現時点で、PFASに関してはない。PFOS及びPFOAに関しては、水道水中の濃度0.1μg/Lが介入値である。 Q9:消費者における食事経由のPFOA及びPFOS摂取量は? A9:現在の分析手法によれば、食品検体中のPFOA及びPFOSは概ね検出限界以下であったが、食品中の濃度に関する不確実性は残る。したがって、モニタリングのためのより高精度な分析手法の開発が求められる。2018年のEFSAの計算によれば、欧州の成人におけるPFOA及びPFOSの週当たりの摂取量は、最大14ng/kg体重(PFOS)及び5ng/kg体重(PFOA)であった。乳幼児、小児及び青少年においては、これよりも大幅に多い可能性がある。 Q10及びQ11:省略 Q12:PFASに関する何らかのガイドライン値(耐容週間摂取量:TWIなど)はあるのか? A12:EFSAが疫学研究に基づいて導き出したTWIは、6ng/kg体重(PFOS)及び13ng/kg体重(PFOA)である。 Q13~Q15:省略 Q16:PFASは食品包装材料に使用されているのか? A16:欧州連合(EU)は、食品接触材料に使用するプラスチックの生産におけるPFASの使用に関して規制値を設けている。 Q17~Q19:省略 Q20:BfRから消費者への助言は? A20:消費者がPFOS及びPFOAへの接触やそれらの摂取による影響を受ける可能性は限定的であり、食品及び飲用水に関してはなおさらである。食習慣を変える必要はない。バックグランドばく露が比較的多い地域(ホットスポット)に関しては、各自治体当局が助言を行っている。 Q21:PFOA及びPFOSは母乳からも検出されるのか? A21:複数の調査研究において、母乳検体からもPFOA及びPFOSが検出される可能性が示されている。母乳中のPFOA及びPFOSの濃度は、血中濃度の0.9~2%及び1.8%~9%である。 Q22:授乳婦への助言は? A22:母乳検体中から検出される少量のPFOA及びPFOSは内部ばく露によるものである。現時点で、ドイツにおけるPFOA及びPFOSのばく露レベルでは、健康への有害影響は予見されない。このことは、母乳栄養のみを長期間及び生後数か月間継続した場合でも同様である。 FAQ(ドイツ語、9ページ)は以下のURLから入手可能。 https://www.bfr.bund.de/cm/343/fragen-und-antworten-zu-perfluorierten-und-polyfluorierten-alkylsubstanzen-pfas.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.bfr.bund.de/de/fragen_und_antworten_zu_perfluorierten_und_polyfluorierten_alkylsubstanzen__pfas_-242936.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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