食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240800105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品・飼料用の遺伝子組換え(GE)植物、低ゴシポールのワタについてのバイオテクノロジー協議の完了に関する公式文書(BNF No. 163への回答書)を発出
資料日付 2019年9月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は9月20日、食品・飼料用の遺伝子組換え(Genetically Engineered
, GE)植物、低ゴシポールのワタについてのバイオテクノロジー協議の完了に関する公式文書(BNF(Biotechnology Notification File) No. 163への回答書)を発出した。
 本公式文書は、遺伝子組換えワタTAM66274に関して、テキサスA&Mアグリライフ研究所(Texas A&M AgriLife Research’s
, テキサスA&M)と、FDA(食品安全・応用栄養センター(CFSAN)及び動物用医薬品センター(CVM))との協議について述べるものである。
 テキサスA&Mが提供した情報によると、TAM66274ワタは、ゴシポール及び関連するテルペノイドの合成における鍵酵素をコードするデルタ-カジネン合成酵素遺伝子の転写を種子特異的なRNA干渉により抑制することで、種子のゴシポールのレベルを下げるように遺伝子組換えが行われている。当該ワタ新品種の外皮を除去した種子に含まれる遊離ゴシポールは0.04%以下である。 TAM66274ワタはまた、形質転換用選択マーカーのネオマイシンホスホトランスフェラーゼ(NPTII)タンパク質を発現するようにも遺伝子組換えされている。Texas A&M’sが意図するヒトにおけるTAM66274用途には、従来のワタ品種に対する慣習的な一般的使用及び連邦規則(21 CFR §172.894)にて認可されているゴシポール腺を含まないワタ種子(glandless cottonseed)の使用が含まれる。動物における用途には、従来のワタ品種に対する慣習的な一般的使用(反芻動物飼料用の外皮・ミール・その他のワタ植物副産物、及び、動物飼料用の低ゴシポール綿実ミール等)が含まれる。
 テキサスA&Mは自所が実施した安全性及び栄養評価に基づき、TAM66274ワタからの食品及び動物用フード(訳注:飼料及びペットフード)は、現在市場にあるワタ由来の食品及び動物用フードと同等に安全であり、種子中のゴシポールレベルが減少していることを除き、組成に違いはないと結論付けている。
 また、遺伝子組換えTAM66274ワタはFDAの市販前審査あるいは承認を必要とする問題を提起しないと結論付けている。
 テキサスA&MがFDAに提出した情報に基づき、TAM66274ワタ由来の食品あるいは動物用フードに関して、現時点では更なる質問はない。
 BNF 000163への回答書である本公式文書は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/media/131711/download
 BNF 000163の情報の概要である覚書は、以下のURLから入手可能。
・CFSANによる覚書(食品としての評価概要)
https://www.fda.gov/media/131712/download
・CVMによる覚書(動物用フードとしての評価概要)
https://www.fda.gov/media/131710/download
 ワタのOECD Unique Identifier: TAM-66274-5
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) -
URL https://www.accessdata.fda.gov/scripts/fdcc/?set=Biocon&id=TAM-66274-5
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