食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240590325
タイトル 米国衛生研究所(NIH)、狩猟・食肉加工器具の除染に関する実行可能な戦略として、家庭用漂白剤が慢性消耗性疾患(CWD)プリオンを不活化するとする研究結果について公表
資料日付 2019年10月4日
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概要(記事)  米国衛生研究所(NIH)は10月4日、狩猟・食肉加工器具の除染に関する実行可能な戦略として、家庭用漂白剤(※訳注)が慢性消耗性疾患(CWD)プリオンを不活化するとする研究結果について公表した。概要は以下のとおり。
 NIHの研究者らの新しい研究によると、CWDプリオンを塗布したステンレス鋼ワイヤーは家庭用漂白剤の40%溶液に5分間浸漬することで除染された。ワイヤーは、狩猟者や肉加工業者がシカ、アメリカアカシカ(elk)及びヘラジカ(moose)(いずれもCWDに感受性)を取り扱う際に使用するナイフ及びのこぎりのモデルとして使用した。
 CWDは北米で拡大しており、ヒトへのばく露の可能性が高まっている。当該疾病は米国26州及びカナダの3州、ノルウェー、フィンランド、韓国におけるシカ科動物で確認されている。
 感染性プリオンは、ほ乳類で確認された、誤った折りたたまれ方(ミスフォールド)によって疾病の原因となるタンパク質であり、不活化が非常に困難である。そのため研究者は実用的で低コストのCWD除染法を模索している。漂白剤は、他のタイプのプリオンに対する除染剤として実証されているが、CWDに対しては試験されていなかった。
 CWDプリオンはステンレス鋼に容易に付着し、ナイフ、のこぎり、その他の器具を汚染する可能性がある。CWDに感染している可能性のある動物の取り扱いに注意を払う必要がある狩猟者等にとって、器具の除染は、潜在的なばく露低減のための取り組みの1つとなる。
 研究者らは、オジロジカ及びミュールジカ由来のCWDに感染した脳を用いた。様々な漂白剤濃度及び浸漬時間を試験し、プリオンのシード活性を除去する最も効果的な組み合わせを調べた。注目すべきことに、当該研究ではCWDに感染した固形組織を除染する効果的な方法を見つけることはできなかった。CWDに感染した脳の一部は、100%の濃度の漂白剤に30分間浸漬した後もプリオンの活性を保持していた。
 研究者らは、漂白剤は組織に浸透せず、表面除染剤としてのみ使用すべきことを強調している。また、公衆衛生及び野生生物関連機関がCWDプリオンの除染に関する公式の勧告を行う際に、当該研究を考慮することを望んでいる。
※訳注:使用した家庭用漂白剤は、6%次亜塩素酸ナトリウム溶液の製品、Purebright ブランドの漂白剤である。
 PLOS One (2019、14(10): e0223659)に掲載された当該研究論文「次亜塩素酸ナトリウムを用いたCWDプリオンの不活化(Inactivation of chronic wasting disease prions using sodium hypochlorite)、著者Katie Williamsら」の論文は、以下のURLから入手可能。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0223659
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国衛生研究所(NIH)
情報源(報道) -
URL https://www.nih.gov/news-events/news-releases/household-bleach-inactivates-chronic-wasting-disease-prions

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