食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240530149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、2019年2月~8月の鳥インフルエンザに関する調査報告書を公表
資料日付 2019年9月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は9月27日、2019年2月~8月の鳥インフルエンザに関する調査報告書を公表した(38ページ、2019年9月24日承認)。概要は以下のとおり。
 2019年2月16日から8月15日の間に、欧州では高病原性鳥インフルエンザ(HPAI) A(H5N8)集団感染がブルガリアの家きん飼養場で5件、低病原性鳥インフルエンザ(LPAI) A(H5N1)集団感染がデンマークの家きんで2件及びドイツの捕獲鳥類で1件、LPAI A(H7N3)集団感染がイタリアの家きんで1件、LPAI A(H7N7)集団感染がデンマークの家きんで1件報告された。遺伝学的特性評価によって、デンマークのLPAIウイルスが以前欧州の野鳥及び家きんで同定されたウイルスと同じクラスターに属することが明らかになった。一方でイタリアのLPAI分離株は中央アジアの野鳥で循環しているLPAIウイルスのクラスターに属する。
 欧州において、本報告の期間中に野鳥の鳥インフルエンザ集団感染の届け出はなかった。アジア、アフリカ及び中東においては、本報告の期間中、家きん及び野鳥の集団感染の報告数は減少しており、特に直近3か月は少なかった。野鳥においては本報告期間中で6症例のみ報告された。
 現在、アジアから欧州への新たなHPAIウイルス侵入のエビデンスはない。しかしながら、野鳥の有病率や致死症例が極めて低い場合、受動的監視システムでは早期の検出ができない可能性がある。したがって、どのようなHPAIウイルスの侵入も素早く検出し警告を発するために、改定された標的種リストにある野鳥種の死体の調査を促す欧州の受動的監視システムを維持し助長することが重要である。欧州の野鳥及び家きんの集団感染において検出されたHPAIウイルスのヒトへの感染はここ数年報告されておらず、欧州の一般大衆への人獣共通性感染(zoonotic transmission)のリスクは非常に低いと考えられる。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2019.5843
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5843
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