食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240460450
タイトル 論文紹介:「2016年~2017年、欧州5か国において発生したゴマ製品に起因する新規サルモネラ属菌(Salmonella enterica subspecies enterica 血清型(11:z41:e ,n ,z15))によるサルモネラ症集団発生」
資料日付 2019年9月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (2019
, 24(36):pii=1800543)に掲載された論文「2016年~2017年、欧州5か国において発生したゴマ製品に起因する新規サルモネラ属菌(Salmonella enterica subspecies enterica 血清型(11:z41:e
,n
,z15))によるサルモネラ症集団発生(Salmonellosis outbreak with novel Salmonella enterica subspecies enterica serotype (11:z41:e
,n
,z15) attributable to sesame products in five European countries
, 2016 to 2017)、著者A Meinen (Robert Koch Institute
, Department for Infectious Disease Epidemiology
, Berlin
, ドイツ)ら」の概要は以下のとおり。
 2016年春、ギリシャは、食品、水媒介疾病及び人獣共通感染症に関する疫学情報共有システム(EPIS-FWD)を介し、過去に記述されたことのないサルモネラ属菌(Salmonella enterica subsp. enterica 血清型(抗原構造式 11:z41:e
,n
,z15))による集団感染について、ゴマ製品が媒介物として推定されたとする疫学的エビデンスとともに報告した。その後、ドイツ、チェコ共和国、ルクセンブルグ及び英国はEPIS-FWDを介し同新規血清型菌による感染を報告した。関係国は欧州疾病予防管理センター(ECDC)及び欧州食品安全機関(EFSA)と協力し、共通の集団感染症例の定義を採用した。当該集団感染症例は、この新規サルモネラ血清型の検査確定症例と定義された。
 2016年3月から2017年4月までの間、47件の集団感染症例が通知された(ギリシャ22件、ドイツ13件、チェコ共和国5件、ルクセンブルグ4件、英国3件)。全ゲノムシークエンス解析によって、感染のあったすべての国の分離株が遺伝的に非常に近縁であることが明らかになった。ゴマ製品の喫食に焦点を当てた面談、疑わしい食品の検査及びサルモネラ属菌検出後の遡及調査によって、様々な国由来のゴマ種子を加工したギリシャの1つの会社が特定された。欧州各国の共同作業によって、感染源となった汚染食品としてゴマペーストが特定及びリコールされ、その由来の遡及が可能となった。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) -
情報源(報道) Eurosurveillance (2019 , 24(36):pii=1800543)
URL https://eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.36.1800543
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