食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240410314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中のBacillus cereus菌に関する意見書を公表
資料日付 2019年9月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は9月16日、食品中のBacillus cereus菌に関する意見書(2019年9月16日付け、No. 035/2019)を公表した。概要は以下のとおり。
 B. cereusは、現在18種類が認識されているB. cereusグループの菌株の総称である。これらは、いずれも近縁であり、区別するためには、研究機関での非常に精密な検査が必要となる。
 BfRは、B. cereusの複数の研究に関して評価を行うと共に、独自の試験を行った。その結果、いずれかのB. cereusと推定される菌であれば、毒素を形成する可能性があると考えられ、その毒性には大きな幅がある。これらの毒素は胃腸疾患の原因となる場合がある。胃腸疾患は2種類(嘔吐を伴う催吐性疾患及び下痢を伴う下痢性疾患)あり、これらは全ての年齢層で発症し得る。感染性ではなく、症状が24時間以上継続することや、重篤化することは稀である。
 B. cereusと推定される菌株による食品汚染を完全に回避することは非常に困難である。土壌粒子又は粉塵を介して芽胞が食品に入り、熱又は乾燥などの極端な条件下でも長時間生存する。B. cereusは10~50℃で増殖するが、特定の菌株は低温(4℃)でも増殖が可能である(増殖速度は大幅に遅くなる)。発病に必要な毒素量は、食品中の菌数で、10の5乗CFU/g以上である。
 通常の加熱処理(加熱調理など)では、菌は死滅するが芽胞の生存及び発芽を防ぐことはできない。食品を加熱処理した後は、十分かつ急速な冷却(7℃以下)又は保温(65℃以上)が必要である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) -
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/bacillus-cereus-bakterien-in-lebensmitteln-koennen-magen-darm-erkrankungen-verursachen.pdf
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