食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240400314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、エロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)に関して情報提供
資料日付 2019年10月11日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は10月11日、エロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)に関して情報提供を行った(2019年10月11日付け No. 040)。概要は以下のとおり。
 BfRは、エロモナス・ハイドロフィラによる汚染を理由に一部の搾りたての低脂肪乳がリコールとなったのを受け、同細菌に関して消費者向けのFAQを公表した。
Q1:エロモナス・ハイドロフィラとは?
A1:細胞にとって有害な毒素を産生する桿菌である。自然の中に広く存在し、主に湖沼や河川の水面に見られることから、「水の細菌」と呼ばれる。エロモナス・ハイドロフィラは、魚や昆虫だけでなく、家畜からも検出される。海産物の汚染が多いが、家畜由来の肉、野菜及び乳製品が汚染される場合もある。
Q2:危険性は?
A2:食品が汚染されれば、感染性の胃腸疾患(胃腸炎)の原因となる場合がある。免疫系が弱い又は未発達の集団が感染した場合、症状はより重篤となり、敗血症に罹る場合がある。
Q3:殺菌処理された乳中にも存在するのか?
A3:殺菌処理温度は60℃~100℃なので、エロモナス・ハイドロフィラのような細菌は死滅する。殺菌後に汚染される可能性がある。
Q4:汚染乳を摂取してしまった場合、どうしたらよいのか?
A4:通常、健康な人は症状が見られない。後に、腐敗した乳製品を摂取したときの症状(吐き気、下痢など)が出る場合がある。念のため、医師の受診を勧める。
Q5:汚染乳を子供に与えてしまった場合は?
A5:下痢などの症状が見られる場合は、念のため医師の受診を勧める。
Q6:エロモナス・ハイドロフィラが原因の疾病はヒトからヒトへ感染するのか?
A6:通常は、汚染された水又は食品の摂取を介して経口感染する。しかし、汚物を介した感染の可能性もある。例えば、患者の吐しゃ物に汚染された食品を摂取した場合などである。感染予防には、台所の衛生管理に関する注意点を遵守することが特に重要である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) -
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/rueckruf-von-milch-fragen-und-antworten-zum-wasserkeim-aeromonas-hydrophila.pdf
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