食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240370105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品安全分析に関する省庁間協力(IFSAC)による2017年の食中毒原因推定に関する年次報告書を公表
資料日付 2019年10月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は10月4日、食品安全分析に関する省庁間協力(IFSAC)による2017年の食中毒原因推定に関する年次報告書「複数年の集団感染監視データを用いた、米国における2017年のサルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌O157、リステリア・モノサイトゲネス及びカンピロバクターによる食中毒の原因の推定」(14ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 IFSACは優先すべき4つの病原体(サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌O157、リステリア・モノサイトゲネス及びカンピロバクター)について、食中毒の原因を推定し、年次報告書を公表している。本報告書は1998年から2017年にかけて発生した1
,329件の集団食中毒のデータを用いて原因食品を17のカテゴリーに分類し、分析した。
1. サルモネラ症は複数の食品カテゴリーの様々な食品が原因となっていた。サルモネラ症の75%以上は次の7つの食品カテゴリーに起因していた:種子を持つ野菜(seeded vegetables)(トマト等)、鶏肉、果物類、豚肉、卵類、その他の作物(種実類等)、及び牛肉。
2. 腸管出血性大腸菌O157感染症は、ほとんどの場合、野菜の生鮮作物(葉物野菜等)及び牛肉に関連していた。疾病の75%近くが、この2つのカテゴリーに関連していた。
3. リステリア・モノサイトゲネス感染症の多くは乳製品や果物類と関連していた。疾病の75%以上が、これら2つのカテゴリーに起因していたが、リステリア・モノサイトゲネスの集団感染発生がまれであることから、この推定は他の病原体と比べて信頼性が低い。
4. カンピロバクター症は、乳製品を除くと、鶏肉が最も頻繁に関連していた。
乳製品以外による食中毒の80%近くは鶏肉、その他の魚介類(貝類等)、七面鳥肉及びその他の食肉/家きん肉(子羊肉あるいはカモ肉等)に起因しており、カンピロバクター症は鶏肉に最も関連していた。乳製品を除く理由は、他に理由はあるものの、大部分の食品由来の集団カンピロバクター症は、消費が一般的ではない未殺菌乳と関連しており、我々は、カンピロバクター症の原因食品として乳製品が過大評価されると考えるからである。乳製品を算定から除くことで、鶏肉等、広く消費される食品から、重要な疾病の原因食品が明らかとなる。
 IFSACは2011年にCDC、FDA及び米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)の3省庁によって設置された。
 当該報告書に関するニュース記事は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/release-2017-annual-report-sources-foodborne-illness-interagency-food-safety-analytics-collaboration
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) -
URL http://www.cdc.gov/foodsafety/ifsac/pdf/P19-2017-report-TriAgency-508.pdf
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