食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05240360294
タイトル 世界保健機関(WHO)、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)による食中毒の原因となった食品の特定に係る微生物リスク評価報告書を公表
資料日付 2019年9月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は9月、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)による食中毒の原因となった食品の特定に係る微生物リスク評価報告書(74ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 STEC感染症は世界中で重大な公衆衛生問題となっており、毎年100万人以上の疾病、128人の死亡及び約13
,000DALY(障害調整生存年)の原因となっている。食品を通じて伝播するSTECの感染を防止するための介入について、適切に的を絞るためには、これらの疾病につながる食品の種類を特定することが重要である。世界中で報告されたSTECの集団食中毒発生調査データの分析、並びに様々な時期や場所で公表された全ての散発的なSTEC感染の症例対照研究についてシステマティックレビューとメタ分析が実施された。
 27か国からの957件のSTEC集団感染について分析された。全体として、集団感染データから、16%(95% UI(uncertainty interval、不確定区間)、2-17%)の集団感染が牛肉に起因し、15%(95% UI、2-15%)が農産物(果物と野菜)、6%(95% UI、1-6%)が乳製品に由来することが明らかとなった。全集団感染のうち、57%は関与する食品源が特定できなかった。原因となった食品の種類の割合はWHO地域毎に算出され、その割合は地理的地域によって様々であった。WHOの欧州地域及びアメリカ地域に属する地域においては、牛肉及び農産物(果物と野菜)が主な原因であった。その一方、WHO西太平洋地域に属する地域においては、農産物(果物と野菜)及び乳製品がSTEC集団感染の主な原因として特定された。
 文献の系統的検索により、散発的なSTEC感染の症例対照研究の出版物21件から有用なデータが特定された。メタ分析の結果、全体として、STEC感染の重大な危険因子は牛肉及び不特定の食肉であることが明らかとなった。地域の違いが不均一性の重要な原因となっていた。
 一般的に、特定の地域では実証データが非常に少なかった。これらの地域からデータのない他の地域へデータを外挿する際には注意が必要である。それでもなお、両アプローチ(訳注:集団感染調査データの解析と散発的な感染の症例対照研究のシステマティックレビュー)の結果は補完的であり、牛肉製品が重要なSTEC感染源であるという結論を裏付けている。STEC管理方策を実施する際に、牛肉のサプライチェーンの管理に関する介入を優先させることで、最も大きな見返りが得られる可能性がある。
 当該報告書は、以下のURLからも入手可能。
https://www.who.int/foodsafety/publications/mra_32/en/
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/326923/9789241516396-eng.pdf?ua=1

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