食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05230450149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「欧州北東部のイノシシのモニタリングの統一化:ENETWILDコンソーシアム進捗会議」と題するENETWILDワークショップの報告に係る外部科学報告書を公表
資料日付 2019年9月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月17日、2019年5月13日から14日にポーランドのビャウォヴィエジャで開催された「欧州北東部のイノシシのモニタリングの統一化:ENETWILDコンソーシアム進捗会議」と題するENETWILDワークショップの報告に係る外部科学報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 野生動物、家畜及びヒトの間での病原菌の伝播のリスクを評価するためには、病原菌のレゼルボア(病原巣)やベクターとなり得る野生動物種の地理的分布や個体数の知識が必要である。野生動物、家畜及びヒトの間での疾病拡散のリスクを分析するために、EFSAの資金提供するENETWILDプロジェクトを通し、欧州全体で比較可能な野生動物種のデータが収集される。本プロジェクトは、野生動物集団の監視を行う欧州の組織の制度面での能力の改善、データ収集及び検証に関する規格の開発、及び共通のデータリポジトリの設置及び推進を狙いとしている。現在、ENETWILDプロジェクトは欧州全体でのイノシシの個体群密度、狩猟及び在データ(occurrence data)の収集、及び地理的分布と個体数のモデル化に焦点を当てている。
 ENETWILDコンソーシアムはEFSAの資金提供するプロジェクト「野生動物:野生動物集団のデータ収集と共有、動物病原体の伝染」を実施した。本プロジェクトの主目的は、欧州全土のイノシシの個体群密度、狩猟及び在データの収集、及び地理的分布と個体数のモデル化である。この主題は特に広がり続けるアフリカ豚コレラ(ASF)に関係する。
 2019年5月、ENETWILDコンソーシアムは欧州北東部14か国の国立狩猟及び森林当局から30名の狩猟生物学者、動物衛生の専門家及びエキスパートのワークショップを組織した。本ワークショップの全体的な目的は、当該プロジェクトのマイルストーンと成果の提示、イノシシのデータの収集と統一化(狩猟、個体群密度及び在データ)のための様々な国の体制のレビュー、また、イノシシの個体数と個体群密度を割り出すための科学的手法のレビュー及びカメラトラップ法と無作為遭遇法(Random Encounter Method: REM)のトレーニングである。
 欧州北東部で入手可能なイノシシの個体数及び個体群密度の推定はその多くが科学的手法に基づいておらず信頼できないことが認められた。したがって、カメラトラップ法とREMを用いて算出された個体群密度の値と比較した、集団追い込み狩猟(collective drive hunts)における狩猟の努力量と効率の評価を含む狩猟統計を用いる、イノシシの個体数と個体群密度を測定する新たな方法を実施する必要がある。ポーランド、フィンランド、ベラルーシ、ロシア及びリトアニアの数名の協力者はこのようなパイロット調査への参加の意思を示し、また、全員が市民参加の科学活動(citizen science)によるものも含むデータ収集の改善に同意した。
 当該報告書(16ページ)は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/sp.efsa.2019.EN-1712
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1712
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