食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05230380104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、カナダのNorthfork Bison Distributions社が製造したバイソン挽肉に関連した複数州における腸管出血性大腸菌集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2019年9月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月13日、カナダのNorthfork Bison Distributions社が製造したバイソン挽肉に関連した複数州における腸管出血性大腸菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州、米国食品医薬品庁(FDA)、並びにカナダ食品検査庁(CFIA)は、Northfork Bison Distributions社製バイソン挽肉に関連した複数州における志賀毒素産生性大腸菌(STEC)O103及びO121集団感染について調査を行った。
2. 合計33人の感染者(STEC O103集団感染株による感染者が8人、同菌O121集団感染株による感染者が21人、両株による感染者が4人)が、8州(ニューヨーク州、フロリダ州他)から報告された。
3. 発症日は2019年3月18日から8月11日まで、患者の年齢は6歳から80歳、年齢中央値は27歳であった。患者の52%が女性であった。情報の得られた31人のうち、18人が入院した。死亡者の報告はなく、腎不全の一つである溶血性尿毒症症候群(HUS)発症者の報告もなかった。
4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)が、患者由来の26分離株で行われた。10株においてはストレプトマイシン、スルフィソキサゾール、テトラサイクリン及びトリメトプリム-スルファメトキサゾールに対する耐性が予測され、16株についてはいずれの薬剤耐性についてもそのエビデンスは示されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)による標準薬剤感受性試験が現在実施中である。STEC O121あるいはSTEC O103感染患者には抗菌性物質の投与は推奨されないため、これら知見は治療指導には影響しない。
5. 疫学、遡及調査及び検査のエビデンスにより、Northfork Bison Distributions社によって製造されたバイソン挽肉が本集団感染の感染源である可能性が高いことが示された。
6. 2019年7月16日、カナダのケベック州Saint-LeonardにあるNorthfork Bison Distributions社は、2019年2月22日から4月30日までの間に製造したバイソン挽肉及びバイソンパティ(バイソン・バーガー又はバッファロー・バーガーと呼ばれる)をリコールした。
7. 9月13日現在、本集団感染は終息したとみられる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/ecoli/2019/bison-07-19/index.html
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