食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05200810325
タイトル 米国衛生研究所(NIH)、乳児の固形食開始のためのガイドラインが、不健康な体重につながる可能性がある旨を公表
資料日付 2019年7月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国衛生研究所(NIH)は7月25日、乳児の固形食(離乳食)開始のためのガイドラインが、不健康な体重につながる可能性がある旨を公表した。概要は以下のとおり。
 NIHによって資金提供されたコンピューターモデリング研究により、乳児の固形食開始に関する病院及び乳児用調製乳(infant formula)の製造業者からの一般的な推奨j事項は、過剰摂取あるいは摂取不足のリスクを高める可能性があることが示唆されている。
 保護者は自身の乳児に固形食を与える方法と時期について医療専門家からの指導を求めることが多い。国内外の多くの組織は、乳児が月齢6か月になるまで固形食の開始を待つよう勧めている。しかし推奨内容は月齢6か月から1歳の間の乳児で大きな違いがある。該当する時期の固形食の適切な量及び最適な固形食の種類について、研究によるエビデンスはほとんどない。
 今回の研究では、研究者らは、フィラデルフィア小児病院、ボルチモアにあるジョンズ・ホプキンス病院、並びに乳児用調製乳の製造業者であるEnfamil社 及び Similac社からのガイダンスに応じて、月齢6か月から1歳までの乳児の摂食行動、身体活動レベル、推定代謝及び体格を捉えたコンピューターモデルを開発した。シミュレーションした試験の全てにおいて、乳児が月齢9か月までに過体重あるいは体重不足となる結果がもたらされた。
 研究者らは、医療機関、専門機関、政府機関及び産業界に対し、第一番目の摂取源が母乳なのか乳児用調整乳であるのかに基づいて、一回分の分量や種類等を含め、最適な乳児の固形食開始方法に関する一貫したガイドラインの策定を検討するよう勧告している。
 American Journal of Preventative Medicine (July 2019)に掲載された当該研究論文「固形食ガイドに従うことが乳児のBMIに及ぼす影響:シミュレーション研究 (The impact of following solid food feeding guides on BMI among infants: A simulation study.)、著者Ferguson
, M.ら」は、以下のURLから入手可能。
https://doi.org/10.1016/j.amepre.2019.04.011
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国衛生研究所(NIH)
情報源(報道) -
URL https://www.nih.gov/news-events/news-releases/guidelines-introducing-solid-foods-infants-may-lead-unhealthy-weight
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