食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05200330184
タイトル ノルウェー食品安全庁(NFSA)、動物由来食品及び動物中の残留動物用医薬品及び一部の汚染物質に関するモニタリング結果(2018年)を公表
資料日付 2019年7月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ノルウェー食品安全庁(NFSA)は8月1日、動物由来食品及び動物中の残留動物用医薬品及び一部の汚染物質に関するモニタリング結果(2018年)を公表した。概要は以下のとおり。
 NFSAによるこのモニタリングでは、家畜(牛、豚、めん羊、家きん及びジビエ用に飼育される動物)、乳、卵及びはちみつ検体について検査が行われた。狩猟用の野生動物については、重金属に関してのみ検査が行われた。
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,040検体が収集され、明らかに基準を満たしていない検体が約4%あった。約0.4%の検体が、アナボリックステロイドの残留に設定された最小要求性能限界(MRPL)を超えていた。残りの検体からは重金属が検出された。
 アナボリックステロイドは、牛及びめん羊検体から検出された。文献によれば、アナボリックステロイドはこれらの動物種に天然に存在する(雌雄及び妊娠時期による)。
 非ステロイド系抗炎症薬は、牛乳検体から、ジクロフェナクが残留基準値(MRL)を上回る濃度で検出された。
 化学物質は、放牧めん羊に由来する肝臓4検体からカドミウムが上限値(ML)を超えて検出された。トナカイ及びヘラジカに由来する肝臓検体からも高濃度のカドミウムが検出された。飼育トナカイに由来する肝臓1検体からは鉛が高濃度で検出された。狩猟用野生動物及び放牧めん羊に由来する肝臓検体中のカドミウム濃度が高いのは、放牧地の環境汚染が原因であると考えられる。
 ノルウェー公衆衛生研究所(The Norwegian Institution of Public Health)が2018年に行った肝臓中のカドミウムに関するリスク評価に基づき、NFSAは、特定集団向けに、摂取に関する注意喚起を行った。10歳未満の小児に対しては夕食にレバーを摂取することは推奨されない。また、青少年及び成人は、狩猟で得られる野生動物のジビエ及び放牧めん羊に由来するレバーの摂取を制限すべきである。
 この報告書「動物由来食品及び陸生動物中の残留動物用医薬品及び一部の汚染物質に関する2018年モニタリング」(2019年6月)(ノルウェー語、51ページ。英文サマリー付き)は以下のURLから入手可能。
https://www.mattilsynet.no/mat_og_vann/uonskede_stofferimaten/legemiddelrester_i_mat/rapport_fremmedstoffprogrammet_2018.35715/binary/Rapport%20fremmedstoffprogrammet%202018
地域 欧州
国・地方 ノルウェー
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) ノルウェー食品安全庁(NFSA)
URL https://www.mattilsynet.no/mat_og_vann/uonskede_stofferimaten/legemiddelrester_i_mat/overvaaking_av_legemiddelrester_og_noen_forurensende_stoffer_i_animalsk_mat_og_landdyr_2018.35714
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