食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05190180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分ピリプロキシフェンの農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2019年7月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月17日、有効成分ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論(2019年5月17日承認、26ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5732)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州連合(EU)の報告担当加盟国のオランダ及び共助報告担当加盟国のスペインは、Sumitomo Chemical Agro Europe社から有効成分ピリプロキシフェンの認可更新の申請書を受理した。更に同社は、残留基準値に関する申請書を提出した。
 哺乳類毒性の領域において、バリデーションの取れた分析手法が提出されず、大部分の利用可能な試験の信頼性を結論付けることができなかった。入手可能なデータに基づき、様々な動物種及びヒトにおけるピリプロキシフェンの代謝の差異が排除できなかった(最終化できなかった課題)。
 残留物の領域において、消費者の摂食リスクが、データギャップの特定のため最終化できなかった。消費者の食事摂取量計算において観察された大きな安全マージンにより、ラセミ混合物が植物の中で完全に分解し、より毒性の強い光学異性体になっても消費者の毒性学的負荷への影響は無視できるほど小さいことは合理的に想定可能である。
 かんきつ類果実に対するMRLを導出するために十分かつ容認可能な残留物試験結果が提出された。かんきつ類果実に関する使用目的は代表的な使用と同じであるため、このMRL申請における使用は家畜飼料中の残留濃度の計算、及び消費者の摂食リスク評価を変更する必要はない。
 環境中での分解及び動態に関する利用可能なデータは、代表的な用途に関するEUレベルでの環境ばく露評価を実施するのに十分であった。ただし注目すべき例外として、表層水が飲用水として取水される場合、表面に存在する可能性のあるピリプロキシフェン及びその特定された代謝物の残留物の性質に対する水処理工程の影響に関する情報が不十分なため、全ての代表的な用途に関して飲用水の摂取による消費者リスク評価が最終化できなかった。
 観賞用植物における屋外使用から生じるミツバチへのリスク、及び全ての屋外使用に関する亜致死的影響から生じるリスクは結論付けできなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5732
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