食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05180170305 |
タイトル | 欧州連合(EU)、農薬有効成分ジメトエートの認可を更新しないことを官報で公表 |
資料日付 | 2019年6月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州連合(EU)は6月27日、農薬有効成分ジメトエート(dimethoate)の認可を更新しないとする欧州委員会施行規則(EU) 2019/1090を官報(3ページ)で公表した。 1. 委員会指令 2007/25/ECは有効成分としてジメトエートを理事会指令91/414/EECの付属書Iに収載した。 2. 理事会指令91/414/EECの付属書Iに収載される有効成分は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009に基づき認可されたと見なされ、委員会施行規則(EU) No 540/2011の付属書Aにリスト化されている。ジメトエートの認可は2020年7月31日に失効する。 3. ジメトエートの認可更新申請書が提出された。欧州連合(EU)の報告担当加盟国(訳注:イタリア)により更新評価報告書が作成され、欧州食品安全機関(EFSA)、申請者及びEU加盟国の間で協議が行われた。 4. EFSAは具体的な懸念を特定した。特に遺伝毒性の可能性が排除できないジメトエートの残留物、及びジメトエートの主要な代謝物であり、ピアレビューにおいて大多数の専門家によりin vivoの変異原性を有すると結論付けられたオメトエート(omethoate)の残留物へのばく露のため、消費者、作業者、労働者、通行人及び居住者のばく露リスクが排除できなかった。EFSAは、評価された全ての代表的な用途で、ジメトエートの哺乳類及び非標的節足動物への高いリスク、ジメトエート並びにオメトメートのミツバチへの高いリスクがあると結論付けた。EFSAは更に、現行の技術的規格書が修正されたものの、(生態)毒性学的評価により裏付けられていないと結論付けた。 5. 少なくとも1つの植物保護製剤の1件以上の代表的用途に関して、規則(EC) No 1107/2009の第4条で規定されている認可基準が満たされることが証明されなかった。したがって、ジメトエートの認可を更新しないことが適切である。 第1条 有効成分ジメトエートの認可を更新しないものとする。 第2条 欧州委員会施行規則(EU) No 540/2011の付属書Aのジメトエートの列を削除する。 第3条 EU加盟国は2020年1月17日までに、有効成分としてジメトエートを含有する植物保護製剤の認可を取り消すものとする。 第4条 EU加盟国により認められる猶予期間は可能な限り短くするものとし、サクランボに使用される植物保護製剤の認可は遅くとも2019年10月17日までに、その他の作物に使用されるものは2020年7月17日までに失効するものとする。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | - |
URL | https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/HTML/?uri=CELEX:32019R1090&from=EN |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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